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ここのところ本棚整理をしていまして、昔買って読んでいなかった本を片付けています。

『クロサギ』という、一時期ドラマにもなったマンガが本棚の奥から出てきて懐かしく読んでいました。
素人を餌食とする「白サギ」に詐欺を仕掛け食いつぶす「黒サギ」が主人公。
設定はフィクションですが、悪徳商法に詳しい専門家が監修しているため詐欺の手口は現実にあるものです。
十年前のマンガですがここに載っている詐欺は現在もまだ存在します。

特に第4巻の冒頭に出てくる話は、スピリチュアルや宗教に関心を持つ人は必読です。
「霊の声が聴こえる」
と言う美形の教祖が、中年女性たちをターゲットに新興宗教をつくり財産を巻き上げている。

私もよく見かける種類の被害者(カモ)たちです。





ちょうど前記事で、宗教にはまり現実逃避している人たちについて触れましたが、あの人たちにもぜひ読んでいただきたいね。
洗脳されてしまった後では難しいだろうが……。

皆様はどうか、洗脳される前に踏みとどまってください。


こういう洗脳系の詐欺に騙されないためにはどうしたらいいのでしょうか。

「スピリチュアルだの霊だのに関心を持たなければいいんだ」
「そもそも、霊なんか存在しない。死後の世界なんかないんだよ。迷信に騙される奴はバカw」
と言うのは安易です。いつも書いているが。
そう言っている人ほど僅かなきっかけだけで騙され、凶悪なカルトにはまり込んでいるケースを非常によく見かけます。

だいたい他記事でも書いた通り、霊や輪廻転生を否定している宗教が多いから、霊を否定するだけでは無意味。霊を頑なに否定する人は、同じくらいの頑なさで教祖様や団体を信じてしまうんですよね。

※追加 宗教団体にとっては、個性を保ったままの「魂 (霊)」や自由意志の重視される「輪廻転生」が存在したら困るのです。たった一度の人生で全ての欲望を叶えたり、先祖の罪を浄化しなければならないと脅し、自分の団体(団体が崇める神様)にすがるように仕向けなければならないからです。従って、個性を保つ「魂」が「転生」するという思想は仏教の一部を除きほとんどの宗教が必死で否定しています(逆に自然発生的な信仰の多くは、洋の東西を問わず輪廻転生を説きます。不思議な矛盾ですね、笑)。たとえばキリスト教による『アバタ―』への口汚い誹謗中傷は記憶に新しい。

またマルチ商法や成功哲学セミナーも宗教の一種と考えれば(同じ洗脳の手法を取るので)、霊を否定するだけでは何の解決にもならないと分かるでしょう。


むしろ「自分で考えようとするかどうか」といった人生に対する態度で洗脳されるか否かが決まる気がします。
それは自分の体験を信じる人、自分で考える力を持つ人とも言えるかな。

「霊はいない」と頑なに主張する人たちは、自分自身で研究してそれを証明したのか? そんなわけないだろう。ただ、「先生がそう言ったから」「世の中でそう言われているから」そのまま鵜呑みにしているだけ。
そういう人は魅力的な教祖様が表れた時に、その人の言うことを鵜呑みにしてしまうわけです。

上の『クロサギ』でも
 ・コールドリーディング
 ・ホットリーディング
という手法が説明されていました。
コールドリーディングは雑談から個人情報を得て、霊感などで的中させたかのように装う手法。
ホットリーディングは、聞き込み調査やSNS検索などの実力行使で個人情報を得て、的中させたかのように装う手法。
どちらもそれまで占いなどに触れたこともなく、頑なに否定してきた人ほど簡単に騙されます。
否定論者は「まさか当たるはずがない」と思っていますから、裏技を使ってプライベート情報をちょっと当ててやるだけで驚愕して教祖様に心酔してしまうのです。
私などは自分で占いをやるので、ネットでいきなり生年月日時だけの情報を与えられて占い、かなりのところまで的中させるという経験をしています。占われる側ではなく占う側としての経験です。だから、「占いで当たるのは当たり前」と思っています。故にそんなことくらいで驚いたりしないし、教祖様に心酔しない。
この通り、スピや占いを完全に否定しシャットアウトしてきた人のほうが危ないのです。

さらに言えば
「霊なんか、いてもいなくてもどっちでもいい。死後の世界があるかないか、死ねば分かるじゃん」
と言える人が最も安全で騙されません。自分の体験を信じるタイプの人だからだと思います。
霊は見えたら信じるし、前世も自分で思い出したら信じればいい。体験したことのない人は、保留して自分で考える。
とにかく自分を第一に信じ、自分で情報を求め自分で考えようとする態度が肝要です。


どうか自分を信じ、自分で考える力を持って欲しい。

その力の源となるのが、いつも書いている通り教養力でしょう。
自分で古今東西の書物を求めて勉強し、考えるんだね。
栄養スッカスカの教科書だけ鵜呑みにしているんじゃなくて。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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