心理テストや体、脳のことなど

    あなたは西洋人タイプか、東洋人タイプか?

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    「あなたは西洋人タイプか 東洋人タイプか?」という心理テストのご紹介と、筆者の意外な結果についてです。

    〔目次〕
    テストのご紹介
    筆者結果
    西洋人と東洋人の違い、学者の解釈に疑問
    自分が「西洋タイプ」である理由
    追記

    テストのご紹介


    先日テレビ番組で放送された、「あなたは西洋人タイプか 東洋人タイプか?」という心理テストに何気なく答えていたら、自分は
    完全なる西洋人タイプ
    だったことを知って心底驚きました。

    2018/05/03 テストとして作成したサイトがあったのでリンクしておきます。 ⇒あなたは西洋人タイプか 東洋人タイプか

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    筆者結果


    2018年 筆者結果:
    70%西洋人、30%東洋人
    あなたは大体、西洋的に考えます。あなたは共同体よりは個人を大事に思い、全体よりはディテールを見ることにもっと優れた能力を持っています。あなたはとても独立的な人である可能性が高く、誰かに頼るよりは、自分の力で物事を解決するのが好きな人です。また、分析力が優れたあなたは、物事の細かな違いも良く見つけ、とても合理的な思考が出来ます。

    番組で見ていたテストでは100%西洋人と同じ考えをしていました。
    (この解釈のうち、西洋人が「全体よりはディテールを見ることにもっと優れた能力を持つ」というところは違うと思いますが。これは東洋人の学者による、東洋びいきの誤解と考えられます。参照

    小さい頃から、
    「あなたって純和風だよね!」
    と言われて育ったので自分は東洋的な人間だと思い込んでいたのですが……。
     
    たぶんそれは見た目に大人しそうなところが
    「奥ゆかしい」とか
    「真面目で伝統を重んじる東洋人っぽい」
    と勘違いされていただけのことで、思考タイプは意外にも西洋だったようです。

    少々ショックではありました。

    が、確かに、「人治」よりも「法治」の※ほうが好み。
    (一般に西洋は法治国家、東洋は人治国家と言われている)
    生ぬるい人間関係で政治も経済も成り立つ東洋社会は、自分は苦手かもしれません。

    〔2023年追記〕※ただし人徳ある君主がいるなら徳治を認める。ここで私が好きという「法治」は、民を虐待するための東洋的な独裁法治(例:始皇帝の圧政)ではなく、“国家権力を統制するための法治”という西洋的な古代自由主義に基づく法治のこと。用語の解釈を取り違えるとこの東西テストも本質から誤るので注意。
     
    そう言えば、今回の災害のことでも暴動など起こさず皆で助け合った日本人の優しさに感動を覚え、この国に生まれたことに誇りも抱いたのですが。
    一方で前記事のように 「黙祷の強要」をしたり、自分と考えの合わない人を陰で集団で叩いたりする卑小さを目撃すると違和感を覚えます。
    他人と合わせずにいられず・合わせることだけを正義と思い込んで本心からの行動でなくてもいっこうに構わない・他人に合わせない人を見ると徹底的に攻撃して叩き潰さなければ気が済まない……等々
    私にはまったく理解出来ません。

    他にも好きでもないのに「読書家」と呼ばれるためだけに無理をして本を読んだり。
    その仕事に就く志がないのに見栄だけで(小さな競争心で)資格を目指し、そんなくだらないことのために高い教材を平気で購入したり。
    身近でこんな人たちに接すると、もう、会話をする気も失せて脱力します。

    まあ見栄張りは西洋にもいるが、基本的に自分の考えで動こうとしない人がこの国にはわりと多い気がします。
     
    集団行動を優先するという意味では良い部分はあるのでしょうが。


    西洋人と東洋人の違い、学者の解釈に疑問


    上の心理テストを放送した番組は韓国のものだったので、どうも東洋を褒めたたえる方向に傾いていたようだけど学者の解釈には少し違うのではないか?と思う部分がありました。

    たとえば、UFOの絵で「前と後ろのどちらが先頭か」という心理テスト。

    前を選ぶと西洋人、後ろを選ぶと東洋人。
    これは東洋人が「相手の視点から常に考えているからだ」と東洋の学者は言いますが。

    実際、むしろ逆かもしれないです。
    UFOという異文化のメタファー(心理学的象徴)を目にした時、とっさに東洋人は「自分とは異質なもの」と見るので向かってくるように感じます。
    しかし西洋人は「見た目がどうであれ、中身は自分と大差ないもの」と見る。なので自分もUFOの列に置きUFO側からの目で見る。
    東洋人はもしかしたら異質なものが入ってきたら排除する方向に動くかもしれません。

    どちらが優秀で劣等かということはなく、これは単純に異民族への“慣れ”があるかないかの違いではないでしょうか。

    大昔から肌の色や宗教の違う多民族帝国を形成してきた西洋圏では、異質なものの本質だけをとっさに見る。
    たとえば、色が違っても形だけで選んだ心理テスト。肌の色が違っても人間であるという形だけ見る癖がついています。
    それが行き過ぎると異文化の相手を自分と同じものと見過ぎ=同化させ過ぎて、当然に同じ文化を押し付けたりする横暴に走るわけですが。

    東洋圏は長い間、肌の色の違う相手と接する機会が少なかったから、異文化への免疫機能が強過ぎるのかもしれません。
    だから少し異質だというだけで叩き潰そうとする怖いところもあります。

    どちらにしろ、良いところと悪いところがあるのではないでしょうか。

    ※差別習慣について: 中世以降の西洋人は肌の色や宗教、性的属性で差別するなど、明らかに圧倒で差別意識が高いのは事実。おそらくこれは一神教の行き過ぎた教育による(証拠に、古代の西洋には多様な民族・文化を許容する帝国が多かった)。狂気の宗教が浸透して以降の西洋については、私は理解できない。

    【追加】


    「東洋人は全体を見ている(森を見る)」「西洋人は一部だけを見る(木に囚われる)」という学者の意見も疑問。
    表面の些細なことに囚われ、本質を見ない東洋人のいかに多いことか。
    これは軍事だとよく分かる。
    東洋人は一度の戦闘技術にこだわる。この性質は長期戦略には向かないが、職人的な戦術に向く。
    西洋人は目的という本質を見る。この性質は大雑把だから戦術には向かないが、戦略には向く。

    あともう一つ追加すれば、東洋人はディテールにこだわるからこそ細かい技術力が高い。「美は(神は)細部に宿る」の言葉は東洋の職人にこそ相応しい。
    西洋人の大雑把さを見よ、彼らは本質しか見ていないので細部など「どうでもいい」態度なのだ。笑

    /ただ医学においては確かに、西洋医学が一部位しか見ないとは言えるか。これは東西と言うよりも、近現代人の意識と能力の低下によるのでは?(東洋の漢方は、たまたま進化しなかったので古代流が保存された) 東西ともに、古代人よりも近現代人のほうが我がままで性急となり、色々誤っている気がする。


    自分が「西洋タイプ」である理由


    ……と、考えていて、じゃあ純血の日本人であり留学などで日本を出たことも一度もない自分が、いったい何故「完全なる西洋タイプ」の思考をしているのか?
    不思議に思いました。

    スピリチュアルな感じで解釈すれば、
    “私は西洋人として生きた前世の期間のほうが圧倒的に長いから”
    ということになるのでしょうが。
    うーん、話の筋が通る。
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