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永遠第5話(26)更新報告と、反物質について

『永遠の雨、雲間の光』第5話(26)更新しました。

これは問題作。
くれぐれも冒頭ページの注意書きを読んでからお読みください。


今の日本で書くには非常に厳しいストーリーでした。
始めから決まっていたストーリーなのでやむを得ず書きました。

しかし小説としては、あっさりした感じで拍子抜けでしょうか? 
ノアの方舟みたいにはならないんですね。残念ながら。
めくるめくSF的な展開も無し。
(そもそもですが、これはSFジャンルの小説ではありません。あくまでもファンタジージャンルだと思う)

前回のラストから派手な展開を期待されていた方、申し訳ありません。
意識的に考えるストーリーならば、私ももう少し激しい架空小説をご用意したと思います。
しかし何分、現在の意志ではどうにもならない「前世記憶」がベースですから。作者の私も無抵抗です。
現実とは案外、こんなふうにあっさりしているのかもしれない。


ところで、
「これはSFジャンルの小説ではない。あくまでもファンタジージャンル」
という件について。

前にこれを「SF」と呼んでくださった方がいらっしゃいましたが、恐縮して冷や汗が出ました。
SFだと思われた方、ご期待に沿えず申し訳なく思います。
エネルギー問題だの科学者だの超古代文明だのが出てくるため、一見すると確かにSFっぽいですが、私はこれはファンタジーだろうと思う。
何故なら、サイエンスフィクションの「サイエンス」の部分が弱いからね。

お気付きかもしれませんが筆者はSFジャンルがあまり得意ではありません。
嫌いではないのですが、幼い頃から深入りしたことのないジャンルなのです。
海外の超絶に有名なSF作家の小説は読んだことがない。せいぜい筒井康隆の短編集くらいしか読んだことがないかな。
あとは新井素子とか、アニメでロボット物を少々齧ったりとか、藤子F不二雄のドラ長編や『SF』にはまったくらいです。(笑、藤子Fは「少し不思議」というSFだった)

最近、SFジャンルの作家さんと出会い、SFも面白そうだなと思っています。
これを機にSFを読み始めようかなとは思っていますが。

しかし幼少期から親しんでいない分野は、やはり感覚として弱いですね。誰でもそうだと思うけど。


だから、今回の話でも自分でどうなのかなと思うのは、「イン:影の物質」を「反物質」と解釈したことです。

「イン」については記憶にあるまま書いています。
記憶ではこのエネルギーの素が
「全ての物質の対となる物質。こちらの次元の、影の次元に存在している物」
であり、さらに
「インのこちら次元への流入に歯止めがきかなくなると、素同士が過剰に接触、大爆発を起こして地球も周辺の宇宙さえも消滅させてしまう」
と覚えているため現代の知識では「反物質」だろうと思ったわけです。

しかしもう一つ覚えていることは
「インを用いてのエネルギー産出は物質を損なわない。このため無尽蔵に使うことができる」
ということ。
インが反物質だとしたら、使用するのは僅かの元素で済むとしても「無尽蔵」とは言えませんよね。(エネルギー産出の際に永久消滅するので)
ここで矛盾が出てしまいます。

この矛盾点、私には「???」でした。
小説としては「記憶がある部分は忠実に書く」という自己ルールを強いているために、矛盾したとしても(2)で
クオートと違い水ならば掘り出すまでもなく簡単に手に入る。しかも彼らの編み出した方法は物質を損なわずに力を生み出すことが出来るのだ。尽きることのない源を用いて、永久に力を手に入れ続けることが出来る。
と書き残しています。
この通り、サイエンスよりも小説的な目的(矛盾していてもイメージを書き留める)を優先させている点、「SFではなくファンタジー」だと私は言っている次第です。

真面目に考えてみれば、そもそも反物質だとしたらこちらの次元に引き出している時点で暴発するはずであり、エネルギーとして安定的に使うシステムがどのようなものなのか私には「???」です。
この手段が現時点では分からないからこそ、今のところ反物質をエネルギー産出のために使うのは完全不可能と言われているわけで。
もちろん高度な文明を持っていた超古代人ならこの障壁をクリアできたのかもしれませんが、ともかく今は理系ではない私にはさっぱり解明できないのです。

もっと具体的に、言語記憶や数字記憶も含めて思い出すことができたなら詳しく書けたのですがね。
そんなことができたとしたらとても危険だから、詳細な記憶など思い出さないほうが世のためだったのだろうと思っています。

だいたい、ティティ=カカが過去生だとしたら今の私が理系ではないというのが自分でも謎です(笑)。
おそらく転生のどこかで理系の能力を放棄してしまったのでしょうね。
戦略家の能力を封印したのと同じ理由で。

 ……と、まあ、そういことにしておきます(笑)。

ただの言い訳と言われればそれまでです。


ここだけの話、本気で書きますと。

前にもどこかで書いた通り、私の記憶にある人生では、未来で二度と使いたくない(使うべきではない)能力ばかり身に付けてきたようです。

人のためにならないどころか、人を殺してしまうような危険な能力ばかり。
棄てなければならないような悪い学習ばかりしてきたことを我ながら悲しく思います。

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