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「忠誠」を外国人が見るとこうなる

先日、「忠誠」について触れたのでそれに関する雑談です。

仕事の合間の息抜きに『47RONIN』を観ました。
思いきり肩の力を抜いて楽しめるファンタジー・エンターテイメントが観たかった。

これ、『忠臣蔵』のアメリカ版だそうなのだそうです。

日本と中国などの東洋イメージがごちゃ混ぜで、めちゃくちゃ。
『忠臣蔵』のストーリーももちろん、めちゃくちゃです。

「アメリカ人の頭のなかの日本という妄想」に
ひと笑いしたかったら、ぜひお薦め。


映画としては、正直もっと笑えて楽しめるパロディなのだと思って観たので私個人的には期待はずれでした。
ファンタジーも思ったより控えめで、せっかくならもう少しド派手にしたほうが良かったのではないか。

しかも、どうやら大真面目に日本風の映画を作りたかったみたいなので、笑うに笑いづらいところがある。

おそらくこの監督さんは、『ラスト・サムライ』の大ファンなのだと思います。
『ラスト・サムライ』からの中途半端なパクリシーンが散りばめられております。笑
『ラスト・サムライ』が好きで好きでたまらないという気持ちは伝わってきました。
さらに日本の妖術を勉強するために『陰陽師』の映画なんかを観てしまった気配があり、この映画からもまた中途半端にパクっているご様子。

浅野・真田・柴崎・菊池 等々、日本の看板を背負う俳優陣に同情してしまいました。
これでも真田氏は「日本文化について監督に意見した」そうなのだが、え、ど・どこにです? 笑
少しまともだったのは、日本の俳優が演じた切腹シーンかなぁ。しかし切腹シーンの背景に、いつの季節でも桜が咲いているのは何とかならなかったものだろうか。


それにしても面白かったのは、西洋人の思う「忠誠」とはこのようなものなのか、ということ。
どうも日本的・東洋的な「忠誠」というものは西洋人に伝わらないらしい。

ストーリーとして結局、
“囚われた姫を救いに行く”
という展開になってしまい、「仇討ち」の大義はほとんどなくなってしまった。

『レッドクリフ』が「女の奪い合い」というストーリーに変えられていた時も心底驚いたが、女性の奪い合いという理由がないと、西洋の方々に大義というものを理解させることは難しいのでしょうか?


そう言う私も、こちらで書いている通り実は西洋的な思考の人間らしいので、東洋の「忠誠」を正しく理解出来ているかどうか分かりません。

他人は私について「まさに東洋人の鑑!」などと言いますが、そんなことはない。
実は、儒教的なものはそんなに好きではありません。
(むしろ反発を覚えるほうで。水瓶座ですから)

こんなことを言っていいかどうか分からないが、正直、『忠臣蔵』もよく分からないのですよ。
『忠臣蔵』の何がそんなにいいのか、なぜ年末になると同じストーリーを放送するのか、よく分からない。

何が分からないかというと、体面を保つために仇討に行くところ。
つまり慕っていた主人が切腹とされたことが感情的にどうしても納得できず、やむにやまれず弔い合戦をするというのではなく、「体裁のために忠義を果たす」という部分が私には今いち共感出来ないのです。
こんなことを書くと、『忠臣蔵』ファンから泣きながら怒られそうですが。

私にとって「忠誠」とは、真に従うに値する主人に従い、心から主人を慕い続けるという種類のものです。
つまり感情から来るものであって、決してただの道理ではないし教育でもない。
本心がなければ動きません。
逆に、本心があるからこそどうにも止められずに動く。命を差し出しても惜しくない、と思える。
※だからこの点、儒教とは違う。儒教は「従うに値しない親でも従え」と教えるので、私はそこに真っ向から反する。本心から従うのではなければ不義だと感じる

それはたまたま相手の地位が上だった場合に傍目には「忠誠」に見えるが、そうでなければ
「ちょっと強過ぎる友情」
と言えるのではないでしょうか。

いつも決して、相手に頭を下げているわけではないし操り人形となっているわけでもない。
立場は上でも人間としては対等だと思っているので、妙な遠慮はしません。

だから結局、自分はやはり“西洋的”と言えるのかな。

さすがに「女の奪い合い」がなければ大義を理解出来ない、というところまで重症ではないが。
(大義とは「皆のため」。独裁者が領土を奪い虐殺を繰り返していたら、それを止めなければならないというのが大義。アインシュタインの例の提言が彼の信じた大義であって、それはそれで間違っていたら危険なもの)

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