2014
Nov
18
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七政占星術のご紹介
「紫微斗数占い」の命宮に入る主星が月星座と(なんとなく)共通している。
ということは、「紫微斗」はどうやら西洋占星術をもとにした中国オリジナルの占いらしい。
……
などという話をしばらく書いていたのですが、「紫微斗」よりも古くからある、中国における西洋占星術そのものと見られる占いをコメントにてお教えいただきました。
『七政占星術』
基礎知識 → http://www.t3.rim.or.jp/~hiroto/sssybasic1.html
七政占い。
不覚にも聞いたこともありませんでした。すみません。
(聞いたことはあってもスルーしたのでしょう)
驚くのは宮とハウスの意味するところの一致です。
「十二宮」の項から引用させていただきます。
第2「財産」、第3「兄弟」など、西洋占星術と意味が完全一致します。
解釈に中国的な味付けがしてあるのが、ちょっと面白いですね。
たとえば第8に「疾厄宮」。確かに第8は場合によって事故を表すことがあります。西洋占星術的には決してそれだけではないのですが、ストレートに「疾厄」と言ってしまうところが中国っぽいです。
(分かりやすさ重視なのが中国式ですね、笑)
第一ハウスすなわち上昇宮に、
「自分自身、個性、外見、先天的な能力、性格」
とあるのを見て、じーんと涙が湧いてきました。
いかがです。これが古典的な西洋占星術の痕跡です。
本国では首尾よく改変し、多くの人を騙せているつもりでも、こうして外国に渡った古書の中に証拠が残っているんですよ。
(次に書く通り命宮の「外見」は「容貌」とは違うようですし)
個人的に驚いたのは第12ハウスと見られる宮が「相貌宮」と呼ばれていることです。
筆者は常々、
「上昇星座のひとつ前の星座が顔形を表しているのではないか」
と感じていました。
もちろん全ての人ではないのですが、そういう例をいくつか見て「可能性としてはアリ…かな」などと思っていたものです。
中国に渡ったこの痕跡を見ると、もしかしたら古典の占星術ではそのような解釈があったかもしれないです。
しかしこれを見れば「十二支」という数の概念は西洋の十二星座から来たようだし、「五行」も火水木金土の星から来た説もあり、東洋オリジナルはあまりないのかなという気がしてきました。
などと考えるのは寂しいですがね。
本日のところはご紹介のみ。
今の私は新しく出会った占いを突き詰めて勉強している時間がないため、ご興味ある方は上のサイトで勉強されてください。
ということは、「紫微斗」はどうやら西洋占星術をもとにした中国オリジナルの占いらしい。
……
などという話をしばらく書いていたのですが、「紫微斗」よりも古くからある、中国における西洋占星術そのものと見られる占いをコメントにてお教えいただきました。
『七政占星術』
基礎知識 → http://www.t3.rim.or.jp/~hiroto/sssybasic1.html
七政占い。
不覚にも聞いたこともありませんでした。すみません。
(聞いたことはあってもスルーしたのでしょう)
驚くのは宮とハウスの意味するところの一致です。
「十二宮」の項から引用させていただきます。
命宮:自分自身、個性、外見、先天的な能力、性格※七政の場合、宮とはハウスのことを指すようです。西洋占星術で言うところの「十二宮(星座)」とは違うので注意。
財帛宮:財運、資産、収入源
兄弟宮:兄弟姉妹の影響力、縁の厚薄
田宅宮または父母宮:不動産、家業、父母、祖先の影響力
男女宮または子女宮:子女全般、賢愚、寿夭
奴僕宮:部下、目下との関係、影響力、助力の有無
夫妻宮:配偶者全般、婚姻、妻妾
疾厄宮:疾病、傷害、災難など
遷移宮:旅行、転居、転職など
官禄宮:職業、名誉、地位など
福徳宮:幸福感、貴賎など
相貌宮:顔形、感情、善悪観念など
第2「財産」、第3「兄弟」など、西洋占星術と意味が完全一致します。
解釈に中国的な味付けがしてあるのが、ちょっと面白いですね。
たとえば第8に「疾厄宮」。確かに第8は場合によって事故を表すことがあります。西洋占星術的には決してそれだけではないのですが、ストレートに「疾厄」と言ってしまうところが中国っぽいです。
(分かりやすさ重視なのが中国式ですね、笑)
第一ハウスすなわち上昇宮に、
「自分自身、個性、外見、先天的な能力、性格」
とあるのを見て、じーんと涙が湧いてきました。
いかがです。これが古典的な西洋占星術の痕跡です。
本国では首尾よく改変し、多くの人を騙せているつもりでも、こうして外国に渡った古書の中に証拠が残っているんですよ。
(次に書く通り命宮の「外見」は「容貌」とは違うようですし)
個人的に驚いたのは第12ハウスと見られる宮が「相貌宮」と呼ばれていることです。
筆者は常々、
「上昇星座のひとつ前の星座が顔形を表しているのではないか」
と感じていました。
もちろん全ての人ではないのですが、そういう例をいくつか見て「可能性としてはアリ…かな」などと思っていたものです。
中国に渡ったこの痕跡を見ると、もしかしたら古典の占星術ではそのような解釈があったかもしれないです。
しかしこれを見れば「十二支」という数の概念は西洋の十二星座から来たようだし、「五行」も火水木金土の星から来た説もあり、東洋オリジナルはあまりないのかなという気がしてきました。
などと考えるのは寂しいですがね。
本日のところはご紹介のみ。
今の私は新しく出会った占いを突き詰めて勉強している時間がないため、ご興味ある方は上のサイトで勉強されてください。
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