「カルト宗教にはまる人ってさ、宗教を知らないよね」 教養がないとマインドコントロールされやすい

※用語について:この記事での「教養」とは単なる知識のことではなく、読書や人生体験で身に付けた「自分で思考する力」のことです 参考記事 教養とは何か

テレビ東京の特番について

本日のテレ東・特番が素晴らしかった。
事件を知らない若者たちが次々と餌食になっているので、こういう番組を定期的に流すべきと思います。

報道スクーププロジェクト ~総力追跡!地下鉄サリン20年~

この番組を観ていた相方がぼそっと一言。
「カルト宗教にはまる人ってさ、宗教を知らないよね。宗教に慣れていない。きっと、ああいう本を読むのが初めてなんじゃない?」
なるほど。その通りだと思いました。

例のカルト宗教の幹部だった女性信者は、かつて宗教を毛嫌いしていたそうです。
ところがあるとき興味本位で新興宗教の本を手に取る。
本を読んだ彼女は衝撃的な感動を受け、一気にはまっていく。
そしてすぐにその宗教団体へ駆けこみ、全財産を差し出して「出家」し幹部にまで上り詰めていく……。

思うに、そういった新興宗教の本は色々な過去の宗教本からコピペしているのでしょう。
だから
「素晴らしい(ふう)のこと」が書かれていて当然だし、
「衝撃的な感動」が得られて当然なのです。

コピペであることは幼い頃から古今東西の宗教古典や、哲学本、思想本を読んでいれば自然と気付くはずなんですね。

考えてみれば例のカルト宗教にはまった人たちは、理系の方々が多かった。
理系でなくても進学競争に追われ、学校教育オンリーで脳を満たし大学まで上がった人が多いのではなかったか。
おそらく、幼い頃から趣味として思想本などに触れる機会はなかった人たちだったのではないかと思います。

現代はもっと酷くて、幼い頃から知識も教養もほとんどないままテレビ番組やアニメやゲームで脳を満たし、親に言われるがままぼんやりと大学まで行き、自分の行く道も分からずふらふらと「居場所」を求めている。
そんな時、「居場所」を与えてくれる宗教があったら即座に飛びついてしまいますよね。

だから世間一般に、スピリチュアルや精神世界に興味を持たせること自体が悪いのだと思われているが、実は逆です。
知識がなく、教養が貧困だからこそ何かの拍子に偽物に触れたとき騙されてはまってしまうのです。

もっと幼い頃から古今東西の思想に触れさせ、教養レベルを上げて、精神世界を豊かにすべきではないでしょうか。

欲のわりには甘い人々

それとあともう一つ思ったのは、カルト宗教にはまる人たちは「他人を出し抜きたい」という欲を持つわりには 独立心が弱くて甘い ですね。
甘いから自分の目標を達成するため他人を頼ろうとし、マニュアルを求めて集団の言うなりになる。
人生目標を達成するマニュアルが、何かのグループに入りさえすれば、とても簡単に手に入ると思っているらしい。

ある男性などは、ヨガに興味を持って優れた人になりたかったから、「とりあえず」その宗教団体に入ったらしい。
そこでどうして団体に入ってしまうのか、私には分かりません。
ヨガに興味を持つなら、どうして自分で学習してその道を究めようと思わないのだろう?
自分で本を読み、インドに行って本場の知識を吸収し、教室を開けばひとかどの者になれただろうに。

いったい何故、安易に集団を頼るのか?
自分一人で考えて行動できないのか?
自分で汗水たらして努力して道を求めようとは思わないのか?
(他人より褒められたいと思うなら、他人が歩いたことのない道を歩かなければならない。それなのにやっていることは逆)

危険なのは宗教だけとは限らない

ここで私は「宗教」と言っているが、宗教を軽蔑している人もワークグループなど別の名の、何かの集団に頼ろうと思っているならそれは同じことです。

「自分は宗教なんかに入らないから大丈夫」
ではなくて、何かの集団から安易なマニュアルを得ようと思っているなら既にそれがカルトに付け入れられる要素なのです。

“ワークグループ”
“スピリチュアル勉強会”
なんでも良いのですが、宗教を匂わせない耳当たりの良い看板を掲げて悪徳詐欺商法を行っている団体はごまんとあります。

もちろん、零細に営業している真っ当なところもなきにしもあらずです。
そういうところまで巻き込んで非難するつもりはありません。

ただ、私はそういうところを利用しようと思っている側の人に、「安易になるな」「甘い考えを持つな」と言いたいのです。
安易になれば必ず騙されます。餌食にされます。
現在は騙されていない人も、それはたまたま運が良くて事故に遭っていないだけのことで、もう既に鴨がネギを背負って歩いているようなものだからいつか騙されます。

こういった悪徳カルトを防ぐため法律は今のところ追いついていないので、
利用する側が見極める目を持つことが必要です。

そのためにも、知識と教養が必要なのだ ということを繰り返し申し上げておきます。

それと、努力をうとんじ(嫌がり)、安易となってはいけないことも知ってください。

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付録

こうは言っても見極めをつけるのは難しい、という方のために。
本来なら、そのような方はスピリチュアル・ヨガ教室等々に一切近付かないことが望ましいのですが、いくらそう言っても聞く耳を持っていただけないでしょう。
では、下記のリストに少しでも思い当たるところがあれば避けてください。

こんな団体には近付いてはいけない

・一般の資格学校に比べて同等、あるいは高額な講習料を取る
・料金の内訳が不明瞭(交通費や宿泊料を含むのか含まないのか)
・セミナーや講習に階級(ランク)がある
・一つの講習が終わっても次のランクがあり、次々と新たな料金を取られる
・団体の構成員にもランクがある。ランクによって団体からの待遇が違う

料金がどれだけ高価なら不当なのかという判断は難しいですが、1回につき数万円単位の料金を取る団体はそれだけで近付いてはならないと思います。

ちなみに私自身は、ただ「団体」というだけで一切近付きません。
自分には「団体」のマニュアルなど必要ないと思っているからです。
自分には守護霊・高次霊のアドバイスだけで十分。この世では、自分の足で歩いていくつもりでいます。

あなたも不安なら、こう思ってください。
大丈夫。あなたを応援している霊たちが、背後にいて見守っています。道に迷ったら答えを求めてください。必ず導いてもらえます。

妙な団体に入って能力開発などする必要なんて全くないんですよ。
既に応援して支えてくれている膨大な数の霊が存在します。
あなたの人生には既に何でも揃っているし、あなたは全てを知っているのです。

なんて、シルバー・バーチと、私の高次霊の受け売りですがね。笑

私がこのブログやサイトで批判なしに推薦している、たとえば『シルバー・バーチ』やブライアン・L・ワイスの『前世療法』などは妙な団体に誘っているわけでもない点、安全です。(※バーチを騙る団体には近付かないでください。ワイス博士のセミナーは危険ではないと思いますが、高額なのでお奨めしません。いずれも本を読むに留めてください)
むしろ知識と教養を高めて自己防衛力を高めるために良いと思います。

これらの安全な本を読んでちょっと不満を覚えて、「スピリチュアルに興味を持ったから道を究めたい」などと言って、ろくでもない団体にマニュアルを求めようとするのは安易な行為だし、やってはいけないことです。

シルバー・バーチは何度も何度も、しつこく言っているでしょう。

魂の宝はそうやすやすと手に入るものではありません。 P52

 

地上の人生はしょせん一つの長い闘いであり試練です。P53

 

悟りの道に近道はありません。代りの手段もありません。安易な道を見つけるための祈りも儀式も狭義も聖典もありません。いくら神聖視されているものであっても、そんな出来合いの手段では駄目なのです。師であろうと弟子であろうと新米であろうと、それも関係ありません。悟りは悪銭苦闘の中で得られるものです。それ以外に魂が目覚める手段はないのです。 P112

以上、『シルバー・バーチの霊訓(一)』潮文社より引用

上のバーチが言うことは真実です。
スピリチュアル好きの方々へ、他の都合の良いメッセージは受け取っておきながら、このような耳に痛いところだけ無視してはいけません。

だいたい、宗教や何かの団体をやりたがる人は魂の事業をなめています。
ほんの数十年や数百年で魂の進化が果たせると思っている。
バーチたち、高次霊やそれに協力している霊たちが数百万年・数千万年・いやそれ以上(那由多)の長大な時間をかけてまだ果たせずにいるものを、たかが未熟な人間ごときの自分たちが先導して成し遂げられると思っているのか?

宗教に入ってマニュアル探ししている暇があるなら、人生に格闘してください。
本当にバーチの言う通り、「それ以外」に魂の目的を達成する方法はありません。

安易な団体に入るのは薬物に身を委ねるのと同じ。
思考停止させて脳を萎縮させ、魂の生きるべき機会を失い、人生の目的を歪め見失わせ、人生計画を放棄させてしまいます。

せっかく自分で計画したホロスコープの目的を達成するためには、目の前の人生を必死に生きるしかないのです。