-
・translate 翻譯
八月は毎年、戦争に関する番組が多いから精神的に参る。
そう言いながら目を逸らせず見てしまうのが私の宿命なのだが。

(自分の誕生月なのに、毎年バッドトリップですよ。全然浮かれた気分にならない。これが因縁というものか? THE自業自得)

8/6放送Nスぺ『決断なき原爆投下~米大統領 71年目の真実~』を見て、色々考えた。
1945年8月、人類の上に投下された原子爆弾。広島と長崎では、その年だけで21万人以上の命が奪われた。アメリカで原爆投下は、当時のトルーマン大統領が「多くの命を救うために」決断したとされる。しかし、軍や政権の極秘資料から、実は明確な決断はなかった可能性が浮かび上がってきた。投下の意思決定は、誰がどのように行ったのか。今回、私たちは原爆開発の指揮官の肉声などを徹底検証、原爆投下71年目の真相に迫る。

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-08-06&ch=21&eid=28853&f=46

結論として原爆開発の指揮者レズリー・グローブズが暴走し、必要のない原爆投下を行ったという話だった。
当時の米大統領トルーマンは女性や子供(などの一般市民)を殺すことを嫌がり、グローブズが執拗に求めていた「京都への原爆投下」は拒否したらしい。
ところが次にグローブズが広島への原爆投下を要求してきたとき、トルーマンも他の文官も広島についてはよく知らなかったので、「広島には軍事施設しかない。一般市民を殺すことはない」という報告書に騙されたという。それで広島への原爆投下がスルーされた。ただしトルーマンが原爆投下を承認したという記録は一切ない。

広島に原爆が投下された直後、トルーマンは自らの無責任と無知を激しく反省し、後悔に苛まれたという。
常に本当の悪魔は陰に隠れ、大量殺戮の責任を負うのは名を掲げられたトップの人間なのだ。

……という話が真実かどうかは定かではないが、既にドイツが降伏しており、日本も降伏するしかないという状況下で原爆を投下したことについて
「戦争を終わらせるため投下した。これ以上、人が死なないために」
というトルーマンの言い訳が不自然で完全に信じられないことは事実。
もし番組の資料が全て本物だとしたら、大量殺戮の罪を負わされたトルーマンを気の毒に思う。もちろん彼個人に全く罪がないわけではなく、悪魔の暴走を止められなかった無能と怠慢について責任を問われるべきだが。

グローブズは日本に17個もの原爆を落とす計画でいた。
仮に、「新型兵器の威力を示して議会を納得させるため」というグローブズの言い訳が本当だとすれば、最初の一発だけで用は済む。後の16個は全く必要ない。
それなのに17個を落とすつもりでいたということは、純粋に大量殺戮を愉しむためのように思える。
つまりグローブズの
「議会を納得させるため」
は実は嘘だし、
「戦争を終わらせるため」
も嘘だ。
何もかも嘘で言い訳だ。
この狂った快楽殺人犯のさらなる犯罪を止めただけ、トルーマンの罪はあの世で割り引かれるだろうか。
(ちなみに日本民族を殲滅するため原爆が開発されたのだと主張する人々の妄想も、これにより否定される。もし民族浄化のため開発された物なら計画通り全ての原爆が落とされなければ理屈に合わない)

どうやら地上には、大量殺戮を本心から悦びとし、ただただ殺しの大義名分を探しているだけの「悪魔」と呼ばれるべき人種が実在するらしい。
ヒトラーはその代表だったがグローブズも同種の人間だったろうか。ただ殺したかっただけ、その対象は日本人でもユダヤ人でも、おそらく米国人でも何でもいい。
この人種のうちバカはすぐに変態殺人を犯して逮捕され処刑される。
ただし頭のいい者は「人を殺すと人間社会で迫害される」と知っていて、日ごろは殺戮の欲望を必死で抑えている。
しかし大義名分が見つかればすぐさま飛びつき大量殺戮を行う。その名分がどれだけ不可解で狂った理由であっても飛び付いてしまう。大量殺戮という快楽の欲望に目がくらんでいる彼らにとって、理屈が通っているかどうかは関係ないことなのだ。

普通の人間には(私にも)この種の人の快楽が理解できないので、不可解過ぎる行動に混乱してしまう。
だから、理屈をつけて自分を納得させるため、無理やりな「陰謀論」に飛びつきたくなってしまうのだろうな。

どうか冷静に現実を見て欲しい。
陰謀厨たちはユダヤ人が世界人類を支配したがっていると説き、そのために日本人やらユダヤ人(?彼らの論理では同胞じゃないのか??)を抹殺しようとしたのだと主張するのだが。
実際、グローブズがユダヤ人だという情報は見当たらない。
それに広島への投下の直前に行われた核実験の名前は
「トリニティ」
という。
「トリニティ」とは、キリスト教における三位一体の意味。
(オッペンハイマーは確かにユダヤ人だが、ユダヤ教徒のために原爆が開発されたとするならこの名を付けるのはおかしい)

全て視点は逆転しなければ真実は見えない。
それに加え、「世界の運命は単数ではなく複数の積算だ」と理解しておかなければならない。

従って歴史上起こったことは誰か一人に責任があるのではなく、一つの団体だけの陰謀でもないと認識すべきだ。
関連記事

吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


気に入っていただけたらシェアお願いします。要パスワード記事は引用しないでください(パスワードを貼るのも禁止です)
記事にして欲しいご質問あればこちらからどうぞ:★コンタクト

管理用 anriy3@gmail.com

 カウントは2014年頃から、お休み期間もあり