2016
Sep
04
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シン・ゴジラ(MX4D)観てきました
この夏の家族との映画鑑賞、第二弾。
『シン・ゴジラ』観てきました。MX4Dで。
MX4Dとは画面の周囲からストロボと蒸気、座席の肘掛からは風、霧、香りが出る。さらに座席が振動し、地響きや移動している感覚を味わえるというアトラクション型映像。
私はまだ体験したことがなく、一度は体験しておきたいなと思って行ったのですが、
うーん……
これは、私はダメです(苦笑)。苦手だ。
まず顔に「霧」と言うよりかなり豪快な水飛沫が飛んで来て、そのたび目を瞑らなくてはならないというのが、映画として本末転倒。
首元に「ひゅっ」と当たる強めな風も邪魔。座席が揺れるのはいいが、画面とあまり連動していない。
たとえるなら、台風の最中に屋外で映画を見せられている感じです。もはや我慢大会。屋内環境でゆっくりと、集中して映画を観たいと思った。
笑ったのはゴジラの背中にミサイルを撃ち込むシーンで、座席から背中にボコボコと当たる感覚があったこと。
何故、ゴジラ目線!笑
我々観客はゴジラとしてここに座らされていたのか……知らなかった。
その他色々と突っ込みたくなり、とにかく気が散って仕方がありませんでした。
まあでも現代の技術を体験出来たことは面白かったです。
なんでも、人が頑張って作ったものを体験するというのは面白いですね。たとえ失敗でも、その失敗を知ることが。
映画そのものの内容は、個人的に私は嫌いではないんですが、昔の『ゴジラ』ファンは怒るかもしれません。
真面目にゴジラ映画を観ようと思ったら違うでしょう。あくまでも現代を意識した、現代映画なので。
周囲の六十歳越えのオジサマたちは、確かに不満そうでした。
(ネタバレかな)
これは、パロディ映像ですね。
『ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』の。
両者の音楽がそのまま使われているのがその証拠。
エヴァ寄りな世代はニヤリとするかな。
ネトウヨや軍オタに露骨に尻尾を振る台詞はどうかと思うが。さらに鉄オタも取り入れようという魂胆は、あざとい。
ゴジラはフルCGのはずが、あたかもゴムで作ったかのような着ぐるみ感が出ていたのに古き時代へのリスペクトを感じ、私個人的には好きでした。
全体に言うと、『ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』のコラボ映像豪華版、という印象です。
長い長いCM作品を見せられた印象で、「映画」としては何かが足りない。
しかし息抜きに観に行くにはちょうど良かったです。
4DX体験も併せて映画館に行ったのが良かったな。
ここ数年あまり時間がなく、映画館に行く機会も減っていたのですが、これからはもう少し映画館へ行こうと思いました。
こちらの記事を読んで驚きました、『シン・ゴジラ』を観て「ゴジラかわいそう」と言ったら炎上するのだとか。
炎上代表
『シン・ゴジラ』、ゴジラがあまりにかわいそう。
なんだろうなあ、この批判している人たち。
現代人は本当に何でも怒るよな。怒るべきではないことで。他に怒るべきことはたくさんあるだろうにそちらでは怒らない。
「可哀想」と思うことの何が悪いのだろう。
子供でも生物を攻撃することは「可哀想」と思うのは当然で、葛藤があってこそ味のある物語が生まれ得る。
『シン・ゴジラ』にゴジラを攻撃することへの葛藤が描かれていないことが、やはり「映像作品に留まり映画に届かず」という印象を与えてしまう。
しかしそれが庵野監督の個性なのだろうな。
人間の感情の大事なところが少し希薄な、一種のサイコパス。
サイコパスにとって敵は常に「使徒」なのだ。
私はゴジラは「使徒」なんだろうなと思いながら見ていたけどね。単なる脅威に過ぎず、生物ではないと。
それはそれという冷めた観察ができるのは、アニメに慣らされた世代ならではで、馴染みのない年配の方々にとっては本能的に拒絶感を覚える世界観だろう。
上の記事を書いた方も、きっとうまく言葉に出来ない本能的な「これはまずい」というモヤモヤとした恐怖感が、「ゴジラ可哀想」という言葉となり出て来てしまっただけなのだと思う。
カヨコ・アン・パターソンは確かに非リアル、でも好きだ。
だいたいこの映画ほとんど「リアル」ではなくSF系アニメでお馴染みの非リアル、カヨコ・アン・パターソンなど現実にいないキャラクターこそ楽しみどころだが。
SFやファンタジーを現実と混同して「間違っている」と本気でクレームつけるのは、やはり老害か……。
MX4Dで観たのは失敗
『シン・ゴジラ』観てきました。MX4Dで。
MX4Dとは画面の周囲からストロボと蒸気、座席の肘掛からは風、霧、香りが出る。さらに座席が振動し、地響きや移動している感覚を味わえるというアトラクション型映像。
私はまだ体験したことがなく、一度は体験しておきたいなと思って行ったのですが、
うーん……
これは、私はダメです(苦笑)。苦手だ。
まず顔に「霧」と言うよりかなり豪快な水飛沫が飛んで来て、そのたび目を瞑らなくてはならないというのが、映画として本末転倒。
首元に「ひゅっ」と当たる強めな風も邪魔。座席が揺れるのはいいが、画面とあまり連動していない。
たとえるなら、台風の最中に屋外で映画を見せられている感じです。もはや我慢大会。屋内環境でゆっくりと、集中して映画を観たいと思った。
笑ったのはゴジラの背中にミサイルを撃ち込むシーンで、座席から背中にボコボコと当たる感覚があったこと。
何故、ゴジラ目線!笑
我々観客はゴジラとしてここに座らされていたのか……知らなかった。
その他色々と突っ込みたくなり、とにかく気が散って仕方がありませんでした。
まあでも現代の技術を体験出来たことは面白かったです。
なんでも、人が頑張って作ったものを体験するというのは面白いですね。たとえ失敗でも、その失敗を知ることが。
映画感想
映画そのものの内容は、個人的に私は嫌いではないんですが、昔の『ゴジラ』ファンは怒るかもしれません。
真面目にゴジラ映画を観ようと思ったら違うでしょう。あくまでも現代を意識した、現代映画なので。
周囲の六十歳越えのオジサマたちは、確かに不満そうでした。
(ネタバレかな)
これは、パロディ映像ですね。
『ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』の。
両者の音楽がそのまま使われているのがその証拠。
エヴァ寄りな世代はニヤリとするかな。
ネトウヨや軍オタに露骨に尻尾を振る台詞はどうかと思うが。さらに鉄オタも取り入れようという魂胆は、あざとい。
ゴジラはフルCGのはずが、あたかもゴムで作ったかのような着ぐるみ感が出ていたのに古き時代へのリスペクトを感じ、私個人的には好きでした。
全体に言うと、『ゴジラ』と『エヴァンゲリオン』のコラボ映像豪華版、という印象です。
長い長いCM作品を見せられた印象で、「映画」としては何かが足りない。
しかし息抜きに観に行くにはちょうど良かったです。
4DX体験も併せて映画館に行ったのが良かったな。
ここ数年あまり時間がなく、映画館に行く機会も減っていたのですが、これからはもう少し映画館へ行こうと思いました。
ゴジラかわいそう、で炎上?
こちらの記事を読んで驚きました、『シン・ゴジラ』を観て「ゴジラかわいそう」と言ったら炎上するのだとか。
炎上代表
『シン・ゴジラ』、ゴジラがあまりにかわいそう。
なんだろうなあ、この批判している人たち。
現代人は本当に何でも怒るよな。怒るべきではないことで。他に怒るべきことはたくさんあるだろうにそちらでは怒らない。
「可哀想」と思うことの何が悪いのだろう。
子供でも生物を攻撃することは「可哀想」と思うのは当然で、葛藤があってこそ味のある物語が生まれ得る。
『シン・ゴジラ』にゴジラを攻撃することへの葛藤が描かれていないことが、やはり「映像作品に留まり映画に届かず」という印象を与えてしまう。
しかしそれが庵野監督の個性なのだろうな。
人間の感情の大事なところが少し希薄な、一種のサイコパス。
サイコパスにとって敵は常に「使徒」なのだ。
私はゴジラは「使徒」なんだろうなと思いながら見ていたけどね。単なる脅威に過ぎず、生物ではないと。
それはそれという冷めた観察ができるのは、アニメに慣らされた世代ならではで、馴染みのない年配の方々にとっては本能的に拒絶感を覚える世界観だろう。
上の記事を書いた方も、きっとうまく言葉に出来ない本能的な「これはまずい」というモヤモヤとした恐怖感が、「ゴジラ可哀想」という言葉となり出て来てしまっただけなのだと思う。
カヨコ・アン・パターソンは確かに非リアル、でも好きだ。
だいたいこの映画ほとんど「リアル」ではなくSF系アニメでお馴染みの非リアル、カヨコ・アン・パターソンなど現実にいないキャラクターこそ楽しみどころだが。
SFやファンタジーを現実と混同して「間違っている」と本気でクレームつけるのは、やはり老害か……。
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