人は誰でも15分間だけは有名になれる

吉野 圭-Yoshino Kei

アンディ・ウォーホルの名言。
『誰もが15分間なら有名になれる、そんな時代が来るだろう』

ピコ太郎(古坂大魔王)の快挙を眺め、現代はいよいよこの言葉が現実になったなと実感しています。


YouTubeの威力は凄まじい。「歌って踊れる人はいいなぁ」などと思っていました。
苦労して体に負担をかけ長文を綴ることは何て無意味なんだろうなと、我が身を振り返り虚しくなります。

もちろん「苦労」と言えば古坂氏は、一般人の我々より遥かに苦労をしているわけだが。
長年の努力と技術力あってのヒットだと思う。(彼は願うだけで未来を引き寄せたわけではない。ちゃんと努力している)※
苦節25年かあ。本当に良かったな。
でも日本を飛び越え海外でこれほど有名になるとは想定外だっただろう。
「自分が一番驚いている。フィクションの撮影をしているみたいな気分」とご本人も仰ってますね。



しかし今は世界中、無意味なものほど圧倒的に流行るな。
あれだけの凄まじさで平和メッセージなどが流行すれば世界は変わるかもしれないのに、いっこうにそんな奇跡は起きない。
「無思想・シンプル・ただ面白い」
というものほど受け入れられる。
これで世界中の人たちが仲良くなり、間接的に平和が訪れるなら良いなと思う。
共産主義みたいなものが流行した二十世紀前半よりこのほうが遥かに安全で、人の世界として真っ当かもしれない。


ウォーホルの格言に戻り、
>誰もが15分間だけは有名になれる
まあ実際15分でも有名になるのは難しいと思うけど、その状態を続けて行くのはさらに難しい。
「ピコ太郎」もこの先どうなっていくだろう。

一時代を築いた人でも百年後にはきれいに忘れられていく。そのほうが圧倒で多い。
そんななか、千年や二千年も名が残っている状態とはやはり物凄い奇跡なんだろう。
でも、「本人的にそのことに何の意味があるのか?」と言うと謎だね。
死んでしまえば自分の名声など分からないし、仮に生まれ変わって名が残っていることを知っても「それがどうした」という感じで何の意味もない。

――歴史に名を残したい?
へえ、なんで? 何のために?

歴史に名を残して得があるとすれば、記憶の証明ができることくらいでしょう。(記憶があれば)
しかし過去の名と自分をイコールでつなげてしまうと、侮辱や悪口のほうがどっと目についてしまうから、それはそれでキツい。しんどい。
他人の評価と自分は関係ないものと考えるしかなく、と言うことは結局、有名になろうがなるまいが現世に遺る評価は「自分とは関係ない」ことになる。

これは現在生存する有名人でも同じ話だと思いますよ。
現代の芸能人はネットでエゴサーチをするようだが、どうしてそんなことをするのか全く分からない。
「自分」と「他人の評価」は全く別物。
二種の世界は永久に断絶していて、決して交わることはない。
結局、他人の評価は自分にとって何の関係もないのです。

(むしろエゴサーチをして悪口を見た時点で「傷付いた」という状況を体験してしまうので良くない)

★2019年、読み直し。かつてこのように考えていたことを思い出して驚く。「何の関係もない」と自分に言い聞かせている気もする。その後、状況も考えも変わった。→過去と今が一致したなら、悪意も愛も心に響いてしまう。結局、目を背けていただけだったか。「関係ない」とは言い過ぎだった。


ピコ太郎のように急に仕事が増えたりすれば、その「状況」を味わうことには意味がありますね。
その状況でなければ味わえない特殊な体験は、自分に影響を与えてくれる。

「今」しか生きられないというのはこういう意味でもあります。
体験だけが死んでからも持って行けるもの。

だから、たとえ15分でも有名になれるなら結構なことじゃないですか。その瞬間こそ大切なんだ。
ピコ太郎もこの先どうなるかは別として、今の状況は純粋にめでたい。


※人生計画は予め決まっていたとしても、この現実世界で努力しなければ達成できない(選択ミスや途中で挫折することもある。その場合は来世に持ち越される。だから今世の運命は100%決まっているわけではない)。
ただ生まれる前に計画してきた目標へ向かい始めるとかなりの熱意が湧くので、自然に努力が続けられて目標達成することになりやすい。

古坂氏は大昔に『マネーの虎』という番組に出ていて、「イギリスでロックバンドをやりたい」という夢を語っています。世界中の人が知るような音楽家になりたかったみたいです。その当時は「甘い」「安易だ」と一笑に付された夢だったのですが、今や日本どころかロンドンさえ越えて一気に夢が叶いましたね。
 ⇒マネーの虎に古坂大魔王が出てた!その一部始終から学ぶ成功論とは!?
今思えば、彼の読みは正しかった。
「ライブに来てくれた外国人に好評だったから行けるんじゃないか」

うん、正直、日本だけだとあれは売れないはず(笑)。外人さんの笑いのツボは日本人とは違いますからね。
しかし古坂氏は外人のツボが分かっていたということで。
これもきっと生まれ持っての計画だったのだと思います。
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Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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