「アメリカ大統領は立候補時に出生証明書を公表するから、正しい情報が出回る」と仰っている人がいたのだが……、そのわりオバマ氏の出生証明書公表はかなり後で混乱した気がするのだけど、実際アメリカの法律でどうなっているのかな。無知ですみません。
ところでトランプ氏のアセンダントについて、私も後でゆっくり検証しようと思いながら「何座だろう?」と色々推測していました。
推測する、と言っても正直そんなに彼自身のキャラクターを知らないので、まずは性格を調べてからと保留していたものです。
で、とりあえずメディアから流れてくる情報だけで大雑把に
「三十年前から信念を変えていないみたいだから、不動宮かな?」
※彼は80年代のテレビ番組の取材で既に今と同じ主張をしていた
「大富豪なので牡牛座か……?」
と考えていたのですが、牡牛座のわりにはどっしり構えた凄みのある印象がなく、発言が軽いのは気になっていました。
また何回も破産を繰り返しているとのことから、牡牛座だったらあまり破産するような迂闊なビジネスをしないだろうと思ったので、少々謎でした。
繊細な知性はなさそうだから(笑)、さすがに水瓶座ではないだろうと思いましたが。
カリスマ性を発揮する蠍座も無きにしもあらず。しかしそのわり何度も奥さんを変えているのは蠍座らしくなく、不思議です。
正直、私がぱっとイメージしたのは獅子座だったのですが、さすがにベタ過ぎるかな(金髪につられているだけでは)……と思ってつい考えから除外してしまいました。
しかし正解は、トランプ氏のASC「獅子座」。
ううむ、ストライク。まさにジャイアン。
今のところ疑問の余地なし。
先日、筆者自身を例にして、
「アセンダントと太陽の性格への影響はこんなに違うんだよ」
というお話をしました。
筆者はASC水瓶座で、太陽が獅子座なのですが、獅子座の性格をほとんど持たない人間です。
いっぽう、トランプ氏はまさに獅子座を体現しているかのような性格です。
派手好きで押しが強く、いつも人々の中心にいて華やかな生活を送っており、権威的で抑圧的でもある。言動は軽く、繊細さがないので失敗を重ねる。そのいっぽう、プライベートでは無邪気で気の良い面を見せるため周囲を魅了し、多少の失敗も笑って許されるところがある。
トランプ氏が時折、臆病な瞳をしているのにお気付きでしょうか?
実は、獅子座は自信がありそうに見えて自信がない星座なのです。
精神的に思春期の子と思えばだいたい正しい。思春期ならではの大言壮語をしてしまうのですが、経験もないし実力もないので自信は全くないはずです。
だから、いざ大統領の椅子に座らされたらトランプ氏の内心は穏やかではないはず。
たぶん泣き出して逃げ出したい、というのが今の本音でしょう。
(この逆に、自信がなさそうに見えて実は自信があるのが水瓶座かもしれない、笑。180度の星座同士はこのように大体、反対に考えると分かりやすい)
ちなみにトランプ氏の太陽星座は双子座だそうです。
双子座は
「鋭利に頭が切れるエリート。出世を求めるが欲望は薄く、金銭に興味がなく、人間臭さがない。質素な生活をする実務家・官僚等々」
のイメージです。
さて、トランプ氏にそんなイメージがあるでしょうか?
トランプ氏が「性欲がない」「金銭に興味がない」って。まさかそんな、あり得ないな。
いかがでしょうか?
これがアセンダントと太陽の違いです。
トランプ氏を見ていてもアセンダントは「ベース性格」、太陽は「表向きの装い・態度・行動」ですね。(トランプ氏の場合は、社会における上昇志向の行動が太陽・双子座の表れ。まだアスペクト分析していないので結果どうなるか分かりませんが)
参考までに。
アセンダントと太陽を比べて見る題材としては、ナポレオンなども分かりやすいでしょう。
ナポレオンはよく「代表的な獅子座」と言われていますが、性格には獅子座特有の派手さがなく、むしろ陰鬱で地味な印象すら漂います。
また言動や思考にも軽々しさがなく、「無邪気な明るさ」を持つ獅子座とはイメージが違うことが分かると思います。
ナポレオンのアセンダントは、一般的には蠍座と言われています。
絶大なカリスマ性と鋭い思考回路、それでいて少々陰鬱なところもあるナポレオンに蠍座のイメージはぴったりではないでしょうか?
これでもまだ、
「アセンダントが表しているのは容姿だけ。
太陽星座がその人自身を表す全性格である」
と主張する占星術師がいたら、事実を見ないにも程があると言いたくなってしまいますね。
(雑談につき、乱文すみません)