2017
Aug
12
-
2017年8月、日食のサビアンシンボル
いつも空を通過する星々には触れないのだけど。
(トランジットについて書き始めるとそれだけで記事が埋め尽くされるため。ここは占星術専門のブログではなく、あくまでも筆者のプライベートブログです)
今回はせっかくの歴史的天体配置となるから、少しだけアメリカ8月21日のシンボルを読んでおくか。
〔目次〕
・日食となる太陽のサビアンシンボル
・金星のシンボル、太陽と合の火星 他
・補足 180度や120度の意味
メインのシンボルは、日食となる太陽の獅子座28度。サビアンでは29度。
『大洋の波から浮上した人魚が、人間の形に生まれ変わろうとしている』
混沌とした海から、ぼんやりと立ち上がった黒い影がついに肉体を持つ。
乙女座直前のここでイメージが地上的な形に変わるのだね。
これまで皆が架空の存在だと思っていたものが、現実の肉を持って動き出すのか。
(追記。または、「魚」に象徴される未熟なモンスターが消え、ようやく人類は人らしい意識を持ち始めるということか)
この「人の姿をした者」こそ水瓶座15度の月食で始動した、「フェンスの上のラブバード(月食時点では影に隠れて見えない)」たちだろう。
今までは表舞台に上がらず世界の裏側で仕事をしてきた者たち。
あるいは、抑圧されてきた人々。
現実の力を持たないと思われていた人々が結集し、とうとう舞台へ上がり始めるのだと思う。
具体的には誰なのか――、危険だから書かないでおこう。
陰謀論好きな人は短絡的な想像をするだろうが、少なくとも彼らは悪さをする目的で現れるのではないはず。
今、世界の真実は反転する。
むしろ「悪」とは今まで「善」の看板を掲げてきた集団のほうだったと人々は気付く。
人類を分断し苦しめてきたこの悪を消滅させるために、真実の太陽が姿を現すのだろうか。
(まるで、天岩戸伝説だな)
他に注目すべきは、ワシントンD.C.の14時台で見た場合カルミネートとなる金星のシンボル。
蟹座25度 『超越的な力の降下によって、意志に満ちあふれていた男の影が弱くなる』
このルディア文(松村訳)のままシンプルに解釈すれば、なんとなくトランプ氏の力が弱くなるイメージ。
(ジョーンズ文:「右肩越しに突然投げられた黒い影または外套」)
「超越的な力の降下」は、スピリチュアル的にではなく現実世界に当てはめて考えると、まずいシンボルだ。ストレートに見れば核ミサイルがイメージされる。ロシアまたは中国の参戦となるか?
やはり気になるのは月食の時に太陽と合となっていた火星だろう。
日食時、この火星のシンボルは獅子座21度 『興奮した鶏が、ふらふらと羽をばたつかせて飛ぼうとしている』。飛べないのに飛ぼうとする鳥。
最悪だ。落ち着け、トランプくん。
ソーラーサインにした場合、天王星がカルミネートとなる。
改革の星が天頂に来るとは象徴的。
天王星シンボルは牡羊座29度 『天球の音楽』で宇宙から祝福の音楽が降り注ぐのだが、改革を祝すための音楽なら地上はどうなるのか。
しかもこの天王星を頂点として、太陽・月(日食)、土星が緩やかなグランドトラインを形成する。
グランドトラインは「完全なる調和」を表すいっぽう、「歯止めが効かない」という側面を持つ。
膨張の木星が土星、火星と絡んでいるのも気になる。
このたびの日食は、人類の未来にとっては良いものであり天上からの祝福も降り注いでいるが、今の時点で地上に生きている我々にとっては嫌な出来事を迎えることになりそうだな。
一般に占星術では、180度や90度を「不吉」とし、120度や60度を「吉」とする。
これは個人チャートの場合、120度などが重なる人のほうが出世するように見えるからだと思う。
でも本来、宇宙の法則に「不吉」も「吉」もない。
単にエネルギーが拘束されるか、解放されるかの違いだ。
180度が重なる場合は拘束されるため「減速」し、120度は解放されるため「加速」する。
これを社会の出来事に当てはめた場合、実は120度のほうが危ないことがある。
抑圧されたエネルギーが大きければ大きいほど、解放されたときのエネルギーも大きい。
むやみに慌て騒いでも仕方がないが、改革を迎えるための心の準備だけはしておこう。
(トランジットについて書き始めるとそれだけで記事が埋め尽くされるため。ここは占星術専門のブログではなく、あくまでも筆者のプライベートブログです)
今回はせっかくの歴史的天体配置となるから、少しだけアメリカ8月21日のシンボルを読んでおくか。
〔目次〕
・日食となる太陽のサビアンシンボル
・金星のシンボル、太陽と合の火星 他
・補足 180度や120度の意味
日食となる太陽のサビアンシンボル
メインのシンボルは、日食となる太陽の獅子座28度。サビアンでは29度。
『大洋の波から浮上した人魚が、人間の形に生まれ変わろうとしている』
混沌とした海から、ぼんやりと立ち上がった黒い影がついに肉体を持つ。
乙女座直前のここでイメージが地上的な形に変わるのだね。
これまで皆が架空の存在だと思っていたものが、現実の肉を持って動き出すのか。
(追記。または、「魚」に象徴される未熟なモンスターが消え、ようやく人類は人らしい意識を持ち始めるということか)
この「人の姿をした者」こそ水瓶座15度の月食で始動した、「フェンスの上のラブバード(月食時点では影に隠れて見えない)」たちだろう。
今までは表舞台に上がらず世界の裏側で仕事をしてきた者たち。
あるいは、抑圧されてきた人々。
現実の力を持たないと思われていた人々が結集し、とうとう舞台へ上がり始めるのだと思う。
具体的には誰なのか――、危険だから書かないでおこう。
陰謀論好きな人は短絡的な想像をするだろうが、少なくとも彼らは悪さをする目的で現れるのではないはず。
今、世界の真実は反転する。
むしろ「悪」とは今まで「善」の看板を掲げてきた集団のほうだったと人々は気付く。
人類を分断し苦しめてきたこの悪を消滅させるために、真実の太陽が姿を現すのだろうか。
(まるで、天岩戸伝説だな)
金星のシンボル、太陽と合の火星 他
他に注目すべきは、ワシントンD.C.の14時台で見た場合カルミネートとなる金星のシンボル。
蟹座25度 『超越的な力の降下によって、意志に満ちあふれていた男の影が弱くなる』
このルディア文(松村訳)のままシンプルに解釈すれば、なんとなくトランプ氏の力が弱くなるイメージ。
(ジョーンズ文:「右肩越しに突然投げられた黒い影または外套」)
「超越的な力の降下」は、スピリチュアル的にではなく現実世界に当てはめて考えると、まずいシンボルだ。ストレートに見れば核ミサイルがイメージされる。ロシアまたは中国の参戦となるか?
やはり気になるのは月食の時に太陽と合となっていた火星だろう。
日食時、この火星のシンボルは獅子座21度 『興奮した鶏が、ふらふらと羽をばたつかせて飛ぼうとしている』。飛べないのに飛ぼうとする鳥。
最悪だ。落ち着け、トランプくん。
ソーラーサインにした場合、天王星がカルミネートとなる。
改革の星が天頂に来るとは象徴的。
天王星シンボルは牡羊座29度 『天球の音楽』で宇宙から祝福の音楽が降り注ぐのだが、改革を祝すための音楽なら地上はどうなるのか。
しかもこの天王星を頂点として、太陽・月(日食)、土星が緩やかなグランドトラインを形成する。
グランドトラインは「完全なる調和」を表すいっぽう、「歯止めが効かない」という側面を持つ。
膨張の木星が土星、火星と絡んでいるのも気になる。
このたびの日食は、人類の未来にとっては良いものであり天上からの祝福も降り注いでいるが、今の時点で地上に生きている我々にとっては嫌な出来事を迎えることになりそうだな。
補足 180度や120度の意味
一般に占星術では、180度や90度を「不吉」とし、120度や60度を「吉」とする。
これは個人チャートの場合、120度などが重なる人のほうが出世するように見えるからだと思う。
でも本来、宇宙の法則に「不吉」も「吉」もない。
単にエネルギーが拘束されるか、解放されるかの違いだ。
180度が重なる場合は拘束されるため「減速」し、120度は解放されるため「加速」する。
これを社会の出来事に当てはめた場合、実は120度のほうが危ないことがある。
抑圧されたエネルギーが大きければ大きいほど、解放されたときのエネルギーも大きい。
むやみに慌て騒いでも仕方がないが、改革を迎えるための心の準備だけはしておこう。
- 関連記事