2014
Jul
16
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魂は螺旋状に輪廻する。『永遠の雨、雲間の光』解説

占いブログに書いた記事ですが、『永遠の雨~』に関することなのでここにも転載しておきます。
※スピリチュアルブログ用の記事ですので、『永遠の雨』を創作としてではなく現実と考えて書いております。この種の話が生理的に大嫌いな方は、きっと体の具合が悪くなるでしょうから読まないでください。この注意書きを無視して読んだ方からのクレームは一切受け付けません。
輪廻は微妙に違うパターンで繰り返される
まずは先日公開した前世の記憶一覧より、
⇒前世の記憶、一覧
記憶の9、10ご参照ください。
この9、10は私自身“トンデモ・ファンタジー”と呼んでいる記憶で、ほとんど脳内にあったSF素材が出てきただけと思われる物語です。
ただ、ファンタジーの殻をむいていけば、核心には現実の出来事が含まれていると考えています。
その根拠は、他の人生に9や10の「繰り返し」が見られることです。
私自身の記憶の分析の結果、どうやら出来事は「輪廻」すると考えられます。
つまり過去に経験したことと似たような出来事が、未来にも起きるのです。
ただし完全に同じことが起きるのではありません。
必ず役柄は入れ替わります。同じ魂が、来世にも同じ役割を演じることは滅多にない(性格は同じなのだが立場が入れ替わる)。
それから出来事も、微妙に違う展開にて起きてきます。
どのように展開が変化するのかと言えば、単純だったストーリーに深みが増す、というか。
「出来事が成長する」というべきか。
とにかく複雑化されて、善悪の二分が難しくなり、結末が曖昧になるという感じです。
これは 螺旋状の輪廻 と呼ばれます。※
同じ道を通っているように見えて実は完全に同じ場所は二度と通らず、少し上層を通るために「螺旋」に喩えられると思われるからです。
※「魂は螺旋状に輪廻する」とは松村潔の表現ですが、私自身の記憶とも合致します
自分の記憶から具体例
具体的に述べます。
まず、9の人生をご参照ください。
この9の人生は、1の人生と対応しています。
(9の人生)
●9で「虐待されている若き王」だった私は、外部から雇われた家臣である人物Aに救出される
●9で人物Aは、私を救出した罪を負い捕縛され処刑される
↓
(1の人生)
●「虐げられている若き王(※私ではない。当時の皇帝)」に出会い、同情した人物Aは王を救出しようとする
●1では、人物Aによるこの計画は未然に露見して失敗。人物Aは偶然に捕縛を逃れ、生き延びる
●後に人物Aは王となり、私はAの家臣として生きる
(なお「王」は国家元首という意味で、「皇帝」でも何でも良い。時代を特定したくないためなるべく「王」と呼びたいですが、9の小説では雰囲気を出すため「皇帝」としています)
ここで9の人物Aと1の人物Aは、魂レベルで同一人物だと思います。
お分かりのように、9と1では役柄の交換が行われています。
9ではAが私の臣下でしたが、1ではAが王となり私が臣下と逆転している。
また出来事の繰り返しが、微妙な展開の違いを伴って起きています。
Aは1で「虐げられている若き王」に同情して救い出そうとしましたが、これは9で「虐待されている若き王」に同情し、救い出そうとしたことと同じ。過去生の記憶が刺激され、私とその時代の王とを重ね、危険な行動に及んだのではないでしょうか?
結果としてAが1の時に失敗して生き延びることになったのは、(本人はそれを悔やんでいましたが)今回は生き延びる運命だったということになります。「偶然に捕縛を逃れた」かのように見えても、偶然ではなかったということです。
1の場合、Aが生き延びたことによって後に私は彼と再会することが出来ました。これによりお互いの人生ストーリーが複雑化し深みが生まれ、さらなる展開が加わりました。
結末としても、9では単純に滅亡という展開になりましたが、1ではそう単純には終わらなかった。
善悪も単純ではなく、9で私を虐待していた独裁者は明らかに「悪の権化」でしたが、1の独裁者は「悪の権化」と言い切ることが難しい。(1の敵もそれなりの悪事はやっていますが、お互い様であり私も人のことは言えません。ちなみに1の敵には直接に会ったことはないので、9の父の生まれ変わりであるかどうか分からない)
ソウル・グループで交換し合う役柄
おそらく9と1で登場する人物たちは、「ソウル・グループ」と呼ばれる、集団で生まれ変わりを繰り返す魂グループだと考えられます。
ただし9ではメンバーが少数でシンプルだったのが、1ではぐっと人数が増え、その時代において重要な役割を果たす人物は総勢ン百人? 千人以上? とにかく数えきれません。(私の記憶上、直接に関わった人たちは少数のグループメンバーのみですが)
思うに、1の時代では多くのソウル・グループが合体し、共同で動いていたと言えるでしょう。
こうなると“類魂”と呼ばれる大きな運命共同体となります。
そのため1の時は展開が複雑化し、役柄も「善悪」と二分することは出来ず、モザイクのように時代が進んだわけです。
これが螺旋状の輪廻、運命の進化というものです。
過去パターンから未来を推測してみる
ところで肝心の話ですが、今世はどうなるのでしょうか?
個人的な話ながら社会全体にも関わることですので、推測していきます。
私自身の「ソウル・グループ」メンバーは、どうやらこの時代には生まれ変わっていないようです。
このため9や、1のような時代とはならないでしょう。
代わりにとても似ているなと感じるのが、10の人生です。
実は10の人生は不幸な結末に終わります。
残念ながら、その不幸の一部は既に現代において起きてしまいました。
(創作による警告が一歩及ばずでした。もっとも私ごときがネットの片隅で警告したからと言ってどうにかなるものでもありませんでしたが。具体的な地域の特定は出来ませんでしたし)
ただし9と比べて1の結末が「もやっ」としたマイルドな(?)ものだったように、現代も10の時よりは曖昧に終わるだろうと予測しています。
とは言え、1がそうであったように、現代の私が住む国も緩やかに滅亡に向かうのではないでしょうか。
運命を変える鍵は、やはりエネルギー問題です。
最終的にそこを何とかしないと10と同じ末路になると思っています。
なお、こういう話を書くと私に対して、
「お前が背負っている運命に今の時代が巻き込まれたから、こうなったんだ! お前のせいだ! この時代に生まれてくるんじゃねーよ、疫病神が!!」
などと言って来る方がいます。(本気です)
しかし、たった一人の持つ運命によって集団全体の運命が変わるということは絶対にあり得ません。
集団の運命は、集団が負うものです。
もし今の時代の運命を変えたいなら、集団を構成する一人一人が自分の過ちを認め悔い改め、一致団結して良い方向へ時代を動かしていく必要があります。
「お前のせいだ!」
などと誰か一人だけに責任を押し付けて逃げ回っているだけでは、残念な運命を免れることは出来ないでしょう。
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