「HSP(超高感度人間)と諸葛孔明」を読み、占星術的に考えてみる【書き直し版】

2020年9月27日

これは2017年10月5日の記事ですが、“HSS型HSP”などの定義があることを知らずに書いていました。申し訳ない。誤りが多過ぎて放置できないので一から書き直して上げておきます。

※文体も敬体へ変更

HSPとは何か

「HSP」とは「ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly sensitive person)」の略で、日本語に訳すと「超高感度人間」となります。

生まれつき感受性のセンサーが高いため、音や光が苦手だったり、少しのことで傷付いてしまったりします。いわゆる“繊細”タイプです。神経質と言われることも多いでしょう。

少しのことを気にして疲れ切ってしまう、生きづらさを感じて悩んでいる… といった人たちはこの定義に当てはまる可能性があります。

大事なことは、HSPは精神的な病気や障碍ではなく遺伝に関わる性格特質に過ぎないということ。つまり“脳の過敏さ”を表す定義に過ぎません。

だから性格診断としてよりも身体的な特徴に着目すると、自分がHSPかそうではないかの判断がしやすくなると思います。

Wikipediaより引用

HSPは生まれ持った気質であり、生涯、変わることはない 。テッド・ゼフ による定義では「HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」とされる。

皆様のご想像通りかもしれませんが、筆者も高確率でHSPのようです。

そもそも私は重度の片頭痛持ちでして、改善法について調べていてこの特質を知ったのですから当然でしょう。

たとえばある種の音や光、香水などの匂いが苦手。自分でも気付かないうちに影響を受けていて頭痛・吐き気が始まっていることがあります。このため「小さなことを気にする神経質な奴」と思われ、煙たがられることも多いです。

(いっぽうで私は感覚をシャットアウトすることも可能で、時と場合により率直な意見を述べますので、「無神経」「鈍感」と言われることもあります。何故こうも矛盾した性質を持つのか、推測の理由は後述します)

HSP診断テスト

自分がHSPかどうか? 調べたい方のために、診断テストを引用しておきます。

HSP自己診断テスト

次の質問に、感じたまま答えてください。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

1.自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2.他人の気分に左右される
3.痛みにとても敏感である
4.忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5.カフェインに敏感に反応する
6.明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7.豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8.騒音に悩まされやすい
9.美術や音楽に深く心動かされる
10.とても良心的である
11.すぐにびっくりする(仰天する)
12.短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13.人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく (たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
14.一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15.ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16.暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17.あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18.空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19.生活に変化があると混乱する
20.デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21.動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22.仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23.子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

以上の質問のうち12個以上に「はい」と答えたあなたはおそらくHSPでしょう。
しかし、どの心理テストも、実際の生活の中での経験よりは不正確です。
たとえ「はい」がひとつかふたつしかなくても、
その度合いが極端に強ければ、そんなあなたもHSPかもしれません。

以上、ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋
エレイン・N・アーロン [著]・ 冨田香里 [訳]

占星術師『マダムバタフライ』さんのブログ、こちらの記事より。

2017/12/13、再チェックしたところ筆者は18項目に当てはまりました。
「4」「23」の度合いはとても強い。
「6」も、実は強いか。光、音や匂いには「鈍感」なつもり(シャットアウトしている)だが、ふと気付くと頭痛が始まっている。これはおそらく「共感覚(文字や数字に色や味を感じる)」にも関連し、脳の過敏さを表す。
微妙:
「9」美術や音楽は素養がないので分からないが。小説は深く感じ入る。
「10」自分ではよく分からない。なるべく良心的であろうとしているが、いつも他人の我儘が際限なくなり限界が来る。
違うところ:
「5」はどうだろうか。カフェイン摂取すると偏頭痛が治まり具合が良くなるので、むしろコーヒーを飲んだほうが落ち着く。(逆に言えばカフェインへの反応は高い。速攻で効く)
「12」は、内心パニックを起こしても表面にはあまり出ないらしい。救いがない。
「13」、他人の感覚にはむしろ鈍いほう。他人に関心が無いのか、関心を向ける余裕がないのか?(あえて感覚をシャットアウトしている可能性あり)
「15」、何度もチェックしているはずが必ずケアレスミスをしている…涙。おそらく何かを気にして細部が目に入っていない。
「18」、微妙。体は鈍感。すぐに食事を忘れる。そして、気が付くと具合が悪くなっている。

HSS型HSPもいる? HSSもテストしてみては

以前、HSS「刺激を求める性質」とHSPは反比例の関係にあると思っていたので、筆者はHSSの値が低いことを“HSPの裏付け”として載せていました。

これは誤りだったようです。ごめんなさい。

先ほど『ワイドナショー』田村淳氏の話で初めて知ったのですが、世の中には「HSS型HSP」、つまり刺激を求める性質と敏感性が同居しているタイプもいるのだとか。

ロンドンブーツ田村淳氏は「HSS型HSP」だそうです。外向的な彼がHSPとは意外でしたが、HSSの要素があるのなら納得です。

HSPだという自覚のある皆様もHSSをチェックしてみてください。

引用

【HSS自己判定テスト】
次の質問に、感じたまま答えてください。少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。まったく当てはまらないか、あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

・安全ならば、奇妙な新しい体験ができるドラッグを服用してみたい
・会話によっては、とんでもなく退屈することがある
・好きだとわかっている場所にもう一度行くよりは、好きでないかもしれないが新しい場所に行きたい
・スキー、ロッククライミング、サーフィンなどスリルを味わえるスポーツをしてみたい
・長い間家にいると落ち着かなくなる
・することもなく待つのがいやだ
・同じ映画を二度観ることはほとんどない
・不慣れなこと、未知なことを楽しめる
・ふつうでないものを見ると、とことん追求したくなる
・毎日同じ人といっしょにいると飽きる
・私がなにをしでかすか予測がつかない、と友人たちはいう
・新しい分野を探るのが好きだ
・日常的なルーティーン(日常の決まりごと)を避けている
・激しく心を揺さぶるアートに心惹かれる
・高揚感を与えてくれる成分を摂取するのが好きだ
・突発的な行動をとるような友人を好む
・自分にとって目新しく好奇心を刺激するような場所にいたいと思う
・旅行にお金を使うなら、できるだけ知らない国がいい
・探検家になりたい
・まわりがひきつり笑いをするような下ネタが出ると楽しいと思う

以上の質問のうち、女性の場合、11個以上の質問に「はい」と答えたあなたはおそらくHSSでしょう。「はい」が7個以下ならばHSSではないかもしれません。
「はい」が8個から10個あったならば、ややHSSということになります。

男性の場合、13個以上の質問に「はい」と答えたあなたはおそらくHSSでしょう。
「はい」が9個以下ならばHSSではないかもしれません。
「はい」が10個から12個の場合はややHSSということになります。

※著者いわく男性はまわりに期待される「男らしい」答えをする傾向があり、その影響をまったく受けないような自己テストをつくるのは難しいとのこと。
そのため、男性と女性とでちがう、このような得点評価となりました。

(ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 より抜粋)

引用はこちらより HSS診断 (刺激を求める人)

筆者はほとんど当てはまりません。HSPがHSS……と仰るのは私には意味が分からない。

そもそも私は、刺激的な物や事にあまり関心がありません。静かな環境や静的な趣味(読書など)にしか関心が持てない。危険なスポーツなどもってのほか。旅行も嫌いではないのですが、あえて外国などの遠くに行く必要はないと思ってしまいます。近場で充分に楽しい。

かと言って遊園地などでジェットコースターに乗れないわけではなく、乗っても興奮を覚えないだけです(感じないように感覚をシャットアウトするのかも)。子供の頃、乗る前はジェットコースターに憧れていましたが、初めて乗ったとき「こんなものか…あんまり楽しくない」と思ってガッカリしたのを覚えています。

つまり、他人が興奮を覚える事物も静かに観察してしまうところがあるようです。だから危険な環境・時代だと“冷静沈着”な人間に見え、有利なのかもしれません。エンタメ性を求められる現代だと「大人しい奴」「つまんない奴」扱いされて損してばかりですがね。たとえばバブルのような快楽追求時代は最も肩身が狭くて生きづらいタイプ。

HSSテストで少しだけ、

>・私がなにをしでかすか予測がつかない、と友人たちはいう

これだけ私に当てはまるかもしれません。単に発想が他の人と違って独特なだけ、黙っているから何を考えているか分かりづらいだけだと思いますが。

他に、

>・することもなく待つのがいやだ

>・ふつうでないものを見ると、とことん追求したくなる

>・同じ映画を二度観ることはほとんどない

はもしかしたら自分に当てはまるかな。合間時間があれば読書する(スマホでも何かしら読んでいる)。たとえ10分でも、何か読まずに過ごす時間は耐えられません。

映画も本も、同じものを二度味わうことはほとんどありません。自分の中の記憶だけで充分と思ってしまう。

また、「ふつうでないもの」というジャンルのほうが好きです。一つの分野を突き詰めることは無いのですが、他人からはマニアックと思われていることが多いよう。

このようにHSSの要素はとても低い私ですが、ゼロではないようです。

占星術でHSPの特徴は風星座に相当する

さて分野違いながら、この話は占星術にも関連します。

HSPの解説を読んでいると「これはまさに風星座の特性」と思いますね。占星術に詳しい方はピンとくるはず。

双子座・天秤座・水瓶座といった風星座は、感受性のセンサーが高いという特徴があります。このため「折衝役」や「情報処理」に向くとされるわけです。

出生ホロスコープで風星座の要素が強い人(特にアセンダント、月が風星座の人)はHSPである可能性がとても高いでしょう。

ただし同じ風星座でもセンサーがはたらく方向性は星座ごとに違いがありまして、

  • 双子座:現代社会、組織に対するセンサー
  • 天秤座:コミュニケーションに対するセンサー
  • 水瓶座:宇宙(広範な世界)に対するセンサー

となるので性格にも違いが出てきます。

たとえば双子座は社会や組織に対するセンサーが高い一方、身近な人の心理には関心が向かないため、冷酷にも見える場合があります。ほとんど誤解ですが。

最もHSPらしく見えるのは天秤座でしょう。人間関係において繊細で傷付きやすく、心理的に疲弊してしまいがちなのも天秤座です。

水瓶座だけは少々分かりづらく、かえって鈍感にも見えるでしょうか。しかし実は人一倍センサーが高いためにHSPが重症化し、スキゾイドに移行している可能性もあります。飄々としているスキゾイドの特徴が「まさに水瓶座」であるのはそのせいでしょう。

筆者は水瓶座タイプ(現にネイタルで水瓶座が強い)。無意識ですが感覚をシャットアウトしたり、あえて相手の気持ちを意識せず言うべき意見を述べる時があります。そんな時は他人から見て「率直な人」「無神経な人」に見えるだろうと思います。

スキゾイドについてはこちら:

スキゾイドパーソナリティとは何か? 隠遁するタイプの脳はこうなっている

追記 水星座は感情において繊細

もう一つ、HSPに当てはまる星座は“センシティブ(繊細)”と呼ばれる水星座です。特にネイタルASCなどで魚座、蟹座の強い方々は感情が強いため一般に「繊細」と呼ばれることが多いでしょう。

HSPの定義には「感動しやすくてすぐに泣いてしまう」「恐怖を感じやすく幽霊話に怯える」というものがあります。水星座の影響が強い方々は確かに、こういった感情面でHSPの値を上げると思われます。

ただし水星座の感情は自己の内面から湧き上がる場合が多いようです。この点、外部に対するセンサーが強過ぎるために過剰反応してしまうHSPの定義としては少し弱いかな、と思いまして風星座の次に置きました。

 

孔明はHSPか?

著名人にもHSPは数多くいるようです。興味がある方は検索して調べてみてください。

筆者としては、個人的にこの人物の話が気になり興味深く読みました。(上で引用させていただいたブログ様より)

HSPの天国と地獄 (3) HSPの職業選択とHSPの子の育て方 「諸葛孔明になるかそれとも弱い一兵士として無残に死んでいくか」

現代人、特に女性にはあまり知られていない人物なので「ブログ主様よくこんな人物をご存知だな」と感心した覚えがあります。ちらっとゲームか何かで名前だけご存知なのだろう、と思っていたがかなりお詳しい方のよう。失礼しました。

上記事で驚いた箇所、

HSPに「強さ」を望むならば、それは「頭脳的な強さ」を望むしかないし、
はっきり言ってしまえば、どんなに努力しても、けっこう強くなるのは、そこだけだろうと思います。

そして、HSPの強みは、極端に表現するならば、まさにその点だけなのです。

またこの「頭脳的な強さ」は静かな落ち着いた環境でないとなかなかうまく機能しません。

例えて言えば HSP,非HSS の子を育てると言うのは、「スイスの高級時計」を作製するようなものです。

自分のお子さんを「諸葛孔明」のように後世まで尊敬されあがめられる存在や、
「美しいスイスの超高級腕時計」のような、美しい輝く存在にしたいですか?

何とも複雑な気分。
彼についてそんなイメージで語る人を最近は見たことがないので。

(HSPには「頭脳的な強さ」を望むしかない、とのお話には納得するが)

フィクションの孔明はもっと堂々と、飄々とした感じで描かれますね。フィクションですが当たらずも遠からず、若い頃は確かに飄々としていたと思います。

「繊細」のイメージとなるのは史実・晩年でしょう。

~以下、後の分析で誤りと分かったのでカットして改稿します~

私自身も、彼は本来そこまで繊細な人物ではないと思っていました。思考のループを強いる作戦家の仕事が後天的に繊細に見える性格を作ったのではないか?と。

しかし後でスキゾイドの定義を知り、若い頃の諸葛亮もその傾向があったのではないかと気付きました。かえって人一倍感受性のセンサーが高かったために鈍感な仮面を被っていただけ。晩年になって人を信じるようになり、仮面が保てなくなったので「よく泣く」(笑)ようになってしまった、のかもしれない。

参考:諸葛亮の出生ホロスコープ

弱い一兵卒でも惨めとは思わない

筆者などは、おそらく出生ホロスコープを見て引かれると思いますがアスペクトが張り巡らされています。これは(過去の)心労の跡です。
だから今は思想で選び取ったのではなく、「怯えて引き篭もっている」ほうに近いと思います。
現実ヒッキーではありませんが心情的には近いものがあります。可能なら一生、本だけ読んで暮らしていきたいと思ってしまう。

それでも水瓶座っぽく隠遁生活にも踏み切れないのが我ながら中途半端です。
何故なのかと言うと、いったん人を信じてしまったが故に、始めから「見切りをつける」ことができないから。飄々と楽しく隠遁生活を選べない。
この、他人と「つかず離れず」の距離感が実は最も神経を遣います。

おそらく私は上のブログ主さんが言うところの
「弱い一兵士として無残に死んでいく」
側のタイプでしょう。

それでもあまり惨めとは思いませんが。
私は、おかしいのでしょうか?

戦場で恐怖に震えながら苦しみながら戦い、一生懸命戦っても強い兵士に切りつけられ殺され無残に死んでいった惨めな一兵士にしたいですか?

うーむ……。この文に考え込みます。
私は一兵卒を「惨め」と言うことはできません。

諸葛亮もたまたまあの人生では騒がれる側の運命を持って生まれただけのことで、人としての価値は戦場で死ぬ一兵卒と完全同等です。

上に立つ人生が素晴らしく、下の人生が惨めということは全くありません。
役割がその人生ごとに変わるだけです。

役割を人の価値と思ってはなりません

ただ、皆がその人生限定で与えられた「役割」、つまり「分」というものを活かしきって死ねたらいいなと思います。
私も、もしまだ実現していない「役割」があるなら果たしてから死にたいものです。

占星術もそうですが「分を果たす」ために自己分析するのは良いことだと言えます。