2014
Sep
29
-
『僕が勉強できる意味』について
最近書き始めた小説『僕が見つけた前世 ※タイトル変更』は、実話多めの「ほぼ自伝」(ほぼ私小説)となっています。
これはスピリチュアル分野で知り合った方からリクエストを受け、前世記憶~現実照合までの過程を疑似体験してもらうために小説を書き始めたのですが、意外にも
「自分自身の人生を振り返る」
という自分にとっての効能がありました。
こういう私小説の匂いがする小説はそれだけで世間で嫌われるし、受け入れられることは決してないと分かっています。
しかし、自分としては書いていてとても楽しい。
今までの中で最もリアルな自分に近い主人公だと思う。
(“自分に近い”と言えば、『我傍に立つ』の主人公の心理描写は自分そのままなのですが。なにせ『我傍』と私では、生きている状況が違いますから。今回は、生きている状況から内心までリアルなままです)
高校時代の要素を入れて書いた小説としては、以前に『little life』(あの君)があります。
しかし『little』はやはり、物語としてどうにか面白くしようというあざとさがあったので、当然ながら設定も主人公の性格もだいぶ違います。現実の私は、安斉透みたいに女性にはモテないしね。
それに今回の『僕勉』に書いている通り、私の青春は貧しく悲惨でした。
いつもバイトで疲れていて眠かった。苦しかった。
それで、これを書いていて今さらながら気付いたのだけど、今の人生は二つ前の前世に似ている気がしました。
『永遠の雨~』の第一話、ギリシャでの物語です。
知らずあの主人公アテンと同じ言葉を吐いていた。
「自分の人生は、どうにもならない」と。
私の現在の人生は、アテンと同じく若い頃から絶望で満たされていました。
実はその状況は今でもたいして変わっていません。
以下略
まあ、まあ。
ブラックです。
この世はブラックな心を持った人々で満ちている。
しかも全員が「友人」という仮面を被り、バカにする目的で演技して付き合い続けたという悲しさ。
この人たちは今、私の心の中で墓場に眠っている死んだも同然な存在ですが、こういう人たちが存在することもこの世の真実なのだなと思います。
いっぽうで、絶望に引きずり込まれそうな私を真に励まし、未来を与えてくれようと必死でがんばってくれた人たちもいました。
高校一年の時に私の秘密を暴き、「お前みたいな奴は嫌いだ」と本音でぶつかってくれた先生もその一人でしょうか。今回、冒頭の場面は一言一句違わず現実のままです。
あの先生には命を救われたも同然ですので、本当に感謝しています。
この人たちが存在したこともまた真実。
寒々としたブラックなこの現世で、あんな人たちに出会えたことは光明でした。
何より、『永遠』のアテンと比べて遥かに長く生き、こうして自分の想いを遺せることが可能な自分の今を幸せに思います。
これらの気持ちを出来るだけ今回の小説には詰め込みたいと思っています。
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これはスピリチュアル分野で知り合った方からリクエストを受け、前世記憶~現実照合までの過程を疑似体験してもらうために小説を書き始めたのですが、意外にも
「自分自身の人生を振り返る」
という自分にとっての効能がありました。
こういう私小説の匂いがする小説はそれだけで世間で嫌われるし、受け入れられることは決してないと分かっています。
しかし、自分としては書いていてとても楽しい。
今までの中で最もリアルな自分に近い主人公だと思う。
(“自分に近い”と言えば、『我傍に立つ』の主人公の心理描写は自分そのままなのですが。なにせ『我傍』と私では、生きている状況が違いますから。今回は、生きている状況から内心までリアルなままです)
高校時代の要素を入れて書いた小説としては、以前に『little life』(あの君)があります。
しかし『little』はやはり、物語としてどうにか面白くしようというあざとさがあったので、当然ながら設定も主人公の性格もだいぶ違います。現実の私は、安斉透みたいに女性にはモテないしね。
それに今回の『僕勉』に書いている通り、私の青春は貧しく悲惨でした。
いつもバイトで疲れていて眠かった。苦しかった。
それで、これを書いていて今さらながら気付いたのだけど、今の人生は二つ前の前世に似ている気がしました。
『永遠の雨~』の第一話、ギリシャでの物語です。
知らずあの主人公アテンと同じ言葉を吐いていた。
「自分の人生は、どうにもならない」と。
私の現在の人生は、アテンと同じく若い頃から絶望で満たされていました。
実はその状況は今でもたいして変わっていません。
以下略
まあ、まあ。
ブラックです。
この世はブラックな心を持った人々で満ちている。
しかも全員が「友人」という仮面を被り、バカにする目的で演技して付き合い続けたという悲しさ。
この人たちは今、私の心の中で墓場に眠っている死んだも同然な存在ですが、こういう人たちが存在することもこの世の真実なのだなと思います。
いっぽうで、絶望に引きずり込まれそうな私を真に励まし、未来を与えてくれようと必死でがんばってくれた人たちもいました。
高校一年の時に私の秘密を暴き、「お前みたいな奴は嫌いだ」と本音でぶつかってくれた先生もその一人でしょうか。今回、冒頭の場面は一言一句違わず現実のままです。
あの先生には命を救われたも同然ですので、本当に感謝しています。
この人たちが存在したこともまた真実。
寒々としたブラックなこの現世で、あんな人たちに出会えたことは光明でした。
何より、『永遠』のアテンと比べて遥かに長く生き、こうして自分の想いを遺せることが可能な自分の今を幸せに思います。
これらの気持ちを出来るだけ今回の小説には詰め込みたいと思っています。
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