時代は変わった…今は「読書がカッコいい」らしい

2020年11月22日

読書関連のことで検索していてこんな話を知った。

⇒本を読む男はかっこいい。読書家が女性にモテる3つの理由

………… え。

“読書好きがモテる”?
何それ。嘘でしょう。

時代は変わったものだな。
「読書家はキモイ」って言ってませんでしたっけ、女子たち? (男もだけど)

私の若い頃、人前で本を開いただけで周囲から
「暗ーーい!」
「きもーーい!」
の大合唱が飛んで来たもの。

あの頃、読書好きはまるで犯罪者扱いだった。
だから人目を避け、隠れてコソコソ読書した。
私の場合で言えば十代の頃はしばらく本当に読書断ちをしていた。読書をしていると虐め殺されかねない雰囲気だったので。
あたかも『華氏451度』(ブラッドベリ)のような世界。

自分の趣味を世の中に全否定されて断たなければならないとは。
人格否定に等しい。あれほど辛いことはない。今思い出しても悲しくなる。
社会に屈し、自分で自分の好きなものを捻じ曲げるのは、とても辛い体験だった。二度と経験したくない。

ところが時代は変わって。
今は本好きがもてはやされる、だと。

酷いなあ。本当に酷い。
何この手の平返し。

こんな時代になったことは嬉しいのだけど、隠れて読書しなければならなかった世代としては複雑な気持ちだね。
青春を返せ! と叫びたい。

下のようなサイトを見るとかなり勘違いがあるなと思ったが、夢を見たいので引用しておく。

※2018/10/4まで、勘違いへ丁寧に反論していましたがリライトして控えめにしました。検索で来られる方をがっかりさせたら申し訳ないので。

 ⇒文学男子の魅力とは?小説を読んで育ってきた男はここが違う!

読書の効能として、

想像力が培われる
言語能力、コミュニケーション能力が養われる
多面的な見方ができるようになる
論理的な考え方、思考力が身につく
表現力が豊かになる

などがあります。

真性の活字中毒者には一般的な意味での「コミュ力」がないと思います。
何故なら家で本ばかり読んでいて人と会話をしないから。
それに「知識が豊富」と言っても、その知識を一般の人が知らないことがほとんど。
そのうえ読書好きは世間のことにあまり関心がないため、皆が知っていることを知らないことも多々ある。故に会話が成立しない。

自分の一方的な思いだけでなく、かといって妻目線なだけでもない、いろんな角度から問題を考え、解決する力を持っているでしょう。

物事をじっくり考えることにもたけているため、カッとなってキレることもなさそうですし、表現力の豊かさから、愛情や謝罪など、自らの気持ちを伝えることも上手そうです。

どうだろうな。
確かに切れることは少ないが、読書で感情表現が養われるかどうかは疑問。

行き当たりばったりな生活や仕事に追われるだけの日々ではなく、計画性のある生活、心豊かな・財政豊かな老後が望めそう。

その計画性が嫌!と女性には言われるけど……。

親が読書をする環境にあれば、自然と子供も本好きに育っていきます。母親に読書の習慣がない場合はなおさら、父親には読書好きな人を選びたいですね。

女性が読書好きになったほうが子供に読書習慣が養われる可能性が高いと思うな。

読書家の男性と一緒にいれば、日常の何気ない会話も幅や深みがあって楽しく、相談ごとをしても、いろいろな見方によるアドバイスをもらえて、実に頼りになることでしょう。

アドバイスはするけど、アドバイスそのものを嫌がる女性が多い。少し意見しただけで「上から目線」と言う。

読書にはストレス解消の効果もあります。6分間読書しただけでストレスが3分の1になるという研究結果もあるそうです!

うんうん。読書好きにとっては良いことばかり書いてあって心地いいね。笑
現実そうだといいな。

自分の場合、検査結果では精神が安定していることが多いらしい。
これはもしかしたら読書の効能なのかもしれない。
でも、代わりに運動が足りないので体は弱い。

それから思索することが多いためカロリーは消費している。
実際、本の中には過激な思想も多いので、色々読み漁っていると心を刺激されてしまうのが現実。
本はほぼ麻薬と言っていい。
マリファナ的な本も多いが、覚せい剤に近い本にもよく遭遇する。
(ドラッグに喩えることで語弊があったら済みません。しかし、「活字中毒」とはよく言ったもの。本には中毒性がある、すなわち読書は毒にもなる)

そういうリスクも全て分かっていて、周りから嫌われることも分かっているのにやめられないのが真性の「読書中毒患者」。
それはやめられないだけなので褒められるべきことでもない。褒められようと思って中毒患者になっているわけではないし。

あっさりやめられるほどの趣味であるなら、単にモテたくて読書家を装っているだけの偽物だと思いますよ。
女性はそういう男に注意してね。似非読書家は結婚してから豹変すると思う。

でも、本の絶滅を危惧する我々中毒患者としては、「読書するとモテる!」という世間の流れを歓迎するのだ。
理由は何であれ本を読む人が増えれば、まだ当分は本というドラッグを手に入れられるので。笑

たとえ妄想であっても、こんな勘違いは有難いよ。
出版業界、賑わって欲しいな。

*

私自身は、前も書いた通り「読書しないパートナーのほうが好み」です。
知識がなくても人間的に鋭く賢い、というタイプが大好きだ。前世の主人のように。

関連記事 『読書嫌いのあなたに萌える』

読書好き同士は少しジャンルが違うだけで話が合わず、会話していても全く楽しくない。
それに、私は自称読書好きで本物に会ったことはほとんどない。(中学の時の友人のIという女子以外)

(2018/9/30最近はネットで少し本物の読書好きに知り合うことが多くなりました。感謝)

本当は読書好きでもないのに、「読書好き」を装い張り合って来られるのが最もウザい。

※読書した本の冊数や、難しそうなタイトルなどで他人と張り合うことしか考えていない人は似非読書家の可能性が高いから注意。たとえば「そんなにたくさん本を読んでも偉くないよぉ?」と他人に嫌味を言ったりする人は間違いなく似非読書家です。
他人を意識せず、数もジャンルもこだわらず、「その時の気分で小説も読みます」と言っている人はたぶん真性。共鳴する。