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占星術的、ヘッセへの誘い

 先日ヘルマン・ヘッセの、たぶん正確だろうと考えられるホロスコープを知り興味深く眺めていました。

 http://esotericastrologer.org/?articles=herman-hesse

 なるほど、アセンダントは射手座20度。
 サビアンシンボルは「借りた眼鏡をかけている子供と犬」!
 思わず手を打ちました。
 彼はあの眼鏡がトレードマークなので、まさにぴったりですね。
 解釈も、「限界を超えてまで知識や教養を手に入れようとし……心身を時に傷付けるが目的は果たす」(松村潔解釈)とのことで、これもその通り。

 さらに見ていくと、生き方を表す太陽は蟹座10度。
 「しかめつらをするピエロ」、権威に迎合しない人生となる。大正解。

 人生目標や社会的役割を表すMCは、天秤座19度。
 「ユダヤ人のラビ」、おお……言わずもがな。背筋が寒くなりますね。

 一般にヘッセは「繊細で美しいものが好きな、乙女チックなタイプ」と思われているらしい。
 確かにホロスコープを全体で見ると魚座・蟹座という水星座に重要な感受点が集まっており、魚座はこのホロスコープでキーとなる星座でもありますので、「繊細な芸術家」という一般イメージは当たらずも遠からずです。

 でも私はヘッセに「繊細」と言うよりも「骨太」なイメージを持っており、何事にも屈しない炎のような情熱を持つ人だと感じています。
 そんな芯の強さが、このホロスコープには見事に表れていますね。
 なにしろ不撓不屈な射手座がこの方の本性。
 さらに激しい情熱の獅子座、頑固な牡牛座があります。
 矛盾する水星座が心を引き裂いている感じです。

 また、当然のようにYODもあります。やはり「天才」です。
 そのYODが精神の危機を起こし、地獄と呼ばれるあの時期を過ごさせたのですが、YODを乗り越えたからこそ歴史に名を残す文豪となったとも言えます。
 YODが精神鍛錬となる良い例です。


 大雑把なホロスコープ解読ですが、これだけでも人物像が見えてきます。

 仮に作品を読んだことがなくてもこの本性は読み取れるでしょう。
 改めて、“恐るべし占星術”です。

 そう言えば、ヘッセ自身が朋友ユングの助けにより自身のホロスコープについて語ったことがあったそうですが、私はそのエッセイをまだ読んだことがありません。
 興味深いです。いずれ読んでみたいと思います。

ヘルマン・ヘッセ エッセイ全集〈2〉省察2―折々の日記2・自伝と回顧
ヘルマン・ヘッセ エッセイ全集〈2〉省察2―折々の日記2・自伝と回顧


 
 ※一般に知れ渡っているホロスコープ(ASC射手座15度?)はおそらくヘッセかユングの手計算による古典的なものと想像します。現代コンピュータによる時差計算では上のようになるかもしれない。詳細は上のサイト運営者に問い合わせてください。個人的にはASC射手座15度設定より20度のほうが当たっているなという感覚があります。
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