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目に見えないものの大切さと、地球の寿命(木村秋則さんの本を読み思ったこと)

何年か前に紹介された、「奇跡のリンゴ農家」木村秋則さんの本をやっと読む。
木村秋則さんは絶対不可能と言われた無農薬栽培(自然栽培)のリンゴを実現した人。
十年間もリンゴが実らず極貧の生活に苦しみ、周囲の悪口や批判も浴びながら「絶対に無農薬のリンゴを実らせる」との信念を貫き、ついに達成した。本当に尊敬に値する凄い方。

おそらくこの百年で最も素晴らしい偉業を成し遂げた偉人と思う。
“偉人”と呼べば木村さんは否定するだろうが、私は彼のような地上に善をもたらす人こそを偉人と呼ぶべきだと思っている。有名だの無名だの、本当にくだらないことだよ。



実はこの本は紹介されてから何年も読まずにいた。
紹介された当時は「スピリチュアル」ジャンルの本にうんざりし、読むのが億劫になっていたので。
何故、億劫になったかというと、たいていのスピリチュアル本が程度の低い嘘ばかりだから。
「嘘」と言うのは、誰かがインドかどこかを漂流して身に付けた生半可な東洋思想の用語を繋ぎ合わせ、深い思想がある“ふう”に作り上げた偽物、という意味。またそれらの本から知識を得て、リサイクルしただけのスピリチュアル風な屑本も多い。
時間がないのに、このような文学的にも思想的にも程度の低いスピ本に付き合うのは正直負担だった。それに私は読めば誤りを指摘したくなる性分だから、また信者を敵に回して面倒なことになることが分かっていた。だからなるべく読まないようにしていたのだった。

でも木村さんの本は読んで正解だったと感じる。
屑ばかりのスピジャンルの本の中で、たまにこうして本物があることを嬉しく思う。
(いや、そもそもこの本はスピリチュアルジャンルの本なのか? もしかしたら農業本のつもりで書かれた本かもしれないのだが)

他のスピ本と決定的に違うのはやはり、著者が「体験者」としてのみ語っていることだ。
龍と会っただとか、UFOに乗っただとかの話も、何らスピジャンルの知識がないままに語られる。ただ体験を語っているだけのことでそこに意図がないことが分かる。何故なら彼は、「奇跡のリンゴ」を作った体験と完全なる同次元で語っているから。
「信じて欲しい」という意図すらなく、ひたすら自分の体験を語るだけ。
しかも本人は、
「スピリチュアルには元々興味もない」「龍やUFOは夢かまことか分からない」
と首を傾げているのだから、読者としてはそのまま受け取るしかない。
龍やUFOが真実存在するかどうかなど愚問で、ただ木村さんが実体験を述べていることだけは間違いがないと言える。

何よりの真実は農薬漬けとなっている今の農業の実態。
そして木村さんが仰る通り、
「このままでは地球の寿命はあと僅か」
ということ。

木村さんはある時、神秘体験をした。ソクラテス似の老人に
「地球の寿命はあと数十年しかない」
と教わったのだった。
その体験が本物かどうか分からないが、老人の言ったことは真実だと私は思う。私も同様のメッセージを受け取っている。
あと二桁の年数で地球が破滅するかはともかく、人類の寿命は今もう風前の灯だろう。

理屈で考えたとしても、肌にほんの少し触れただけで炎症を起こすような農薬を大量に浴びせた野菜・果物を食べている人類が、あと百年生存し続けることは難しいだろうと分かる。今日まで生きて来られたことのほうがむしろ奇跡だ。
何よりも、他の動植物を虐げ殺し続けている人類が、たった一種だけで繁栄し続けられるわけがないではないか。
ある学者は
「人類が近い将来に食糧危機に陥ったら、枯れ葉を食べればいい」
などと言って細菌からさえ食料を奪おうとしている。
このような自己中心の発想ができること自体、私には信じ難い。そこまで徹底的に他の種から奪って貪り続けて、生き延びられると思っているのか?
ここまで歪なエゴを極めた人類は滅亡して当たり前。
そんなことは宇宙人に教わるまでもなく分かることだ。

私はもう諦めて滅亡を傍観しようと決めていたが、木村さんの偉大さは諦めずに人類と地球の両方を救おうと活動していること。
素晴らしく徳の高い人。そしてパワーもある。世が世なら弥勒菩薩のように称えられるのでは。
木村さんのような先輩が地球に・日本に生まれてくださって、手本を見せてくださっていることを有難く思う。

木村さん曰く(ソクラテス似の老人からのメッセージだが)
「心が変われば、地球の未来が変わる」
のだそう。
人類が根本から心を入れ替えれば、二桁しかなかった寿命が延びるという。
私は、その「人類が心を入れ替える」ことこそが難しく、実現しようとすればまた無理が生じて悲しい結末を迎えることになると思うから何もしない派だったのだが。

もし耳を傾けてくれる人がいるのなら、どうか木村さんのメッセージを受け取ってその通りにして欲しい。
私も微力ながら少しはお手伝いを始めたいと思う。
(悲しい結末は嫌なので、無理はしないけど)
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