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ニュースメモ「遺伝子で記憶を移植」。魂あるなし論議の行方は、科学者の誠実にかかっている

アメリカの研究者が、遺伝子で記憶を“移植”することに成功したというニュースに興味を覚えた。
 ⇒「記憶を移植」 米研究者らがアメフラシの遺伝子で成功
記憶の移植は長らく、典型的なSF(サイエンス・フィクション)のテーマだったが、最近の研究によってそれが現実味を帯びつつある。

米大学の研究者らはこのほど、海に住む軟体動物のジャンボアメフラシの個体から別の個体に、遺伝子のRNA(リボ核酸)を使い、記憶を移植することに成功した。

研究者らはまず、ジャンボアメフラシに刺激に対する防御反応を起こす訓練を行った。その個体から取り出したRNAを訓練を受けていない別の個体に移植すると、刺激に対して訓練された個体と同様の反応を示したという。
なるほどね。やはり記憶媒体は脳だけではなかったという話。
特に、痛みなどの生命体にとって危機となる“身体記憶”は、遺伝子そのものに記憶されるということだ。
これこそ「生物はどうやって進化するのか?」の謎解明に繋がる結果ではないかと思う。生命体は、遺伝子に生命の危機となった出来事を刻み次の個体に変化を生じさせてきたという説が裏付けられる。

ただ残念ながら、
>記憶の移植は長らく、典型的なSF(サイエンス・フィクション)のテーマだったが、最近の研究によってそれが現実味を帯びつつある。
と言えるほどの研究結果ではないと思うな……。笑
私が思うに、この研究が進めばむしろ「全ての記憶が遺伝子に刻まれるわけではない」ということが明らかになっていくはず。
そうなれば、別の個体が「その記憶を受け継いだ」と主張した場合(「そんなの嘘に決まってる!」というバカの一つ覚えの反則を禁じたとして)、身体記憶を除いた記憶はいったいどこで保管されていたのか? という疑問が湧く。
もしこの研究が進めば、「心と身体の記憶は別」、つまり肉体とは別の“何か”が存在していたことが明らかとなるだろう。

※筆者は「魂と肉体(身体)の記憶は別」と考えています

おそらく今頃、某宗教の信者である研究者たちは
「ほらみろ! 全ての記憶は遺伝子で受け継がれるのだ。これで完全に輪廻転生などないと証明された!」
と狂喜していると思う。
でも喜ぶのは早過ぎる。
この道は彼らにとって行き止まりになるかもしれない。

まあ、どんな結論が出ても、彼らは自分たちに都合良く話を作り変える可能性のほうが高いが。
たとえば、脳科学者の澤口先生は「生まれ変わりは遺伝子で完全に説明できる。遺伝子が記憶媒体となって子孫へ記憶が受け継がれるのだ」としている。
しかしその主張を証明するには、「ゾンビが子づくりして殺人事件の記憶が遺伝する」と考えなければならない。
と言うことは、まずゾンビが実在し、しかもゾンビとなった後も生殖行為ができることを証明しなければならないのだが?
そこは完全に無視だから驚いたな。
科学者も政治家と同じく、自分に都合の悪い事実を無視してしまえる生き物なのか。

上の研究を受け継ぐ人々が、結果に誠実な真の意味での「科学者」であることを望む。
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