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今日はラジオでBen E. King『Stand By Me』が流れて嬉しかった。
イギリスの“ロイヤルウェディング”で歌われたからか。

王子様の結婚式にはあまり興味がなかったのだが(祝福する気持ちはあるけど式やドレスには…)、ニュースで『Stand By Me』が歌われる場面を見かけて驚くとともに、懐かしく思った。
私も自分の結婚式で、知人のバンドに頼んで『Stand By Me』を演奏してもらったので。

映画のおかげで友情のイメージが強い曲。
※「映画」とは:下のYoutube映像参照、またはこちら映画情報『スタンド・バイ・ミー』。ちなみにドラえもん映画『STAND BY ME』なども上の映画から取ったタイトル。友情を象徴する映画です。

当時は友人たちから「なんで結婚式にスタンド・バイ・ミーなの?」と言われたけど、実は恋愛の歌なのだよね。

“ダーリン ダーリン スタンドバイミー、オー スタンドバイミー”
 (愛する人よ 傍にいて欲しい 傍にいて……)


あの映画を観てから私の今の人生にはずっと、『Stand By Me』がBGMとして流れている気がする。
よく大人たちが言っていた、「自分の人生はあの歌とともにあった」とはこういう感覚なのかと分かる。

映画を観たのは中学の時。
何よりもストーリーに打たれて一生忘れられない映画になったのだが、恋愛の歌を友情の映画でエンディングに使ったことに、大きな衝撃を受けた。
「スタンドバイミー、スタンドバイミー」と何度も叫ぶ声が何故かこの物語にとても合う。
お互いに相手が必要だという想いは、恋愛だけではなくて友情でもある。男同士だったらもちろんそんなことは大声で言わないが、心では必要だと叫んでいる。
でもこの気持ちを分かってくれる人は少ない。

「一番好きな映画は何?」と訊かれ、私が
「『スタンド・バイ・ミー』です」と答えるとポカンとされる。
特に女性たちは首を傾げながら、「そうなんだ、リバーかっこいいよね」としか応答しないから寂しい。彼女たちは友情をBLでしか理解できないと言う。悲しいね。
男性なら分かってくれる人もいると思うが、私ほどこの映画にはまっている人は同世代で見たことがないな。

Youtubeで歌と映像を見つけた。
今観ても切ない。出演した少年たちは、今ちょうどこの過去を回想しているパパ世代か。リバーも生きていたら良いオジサンになっていたのだろうな。



後に、私が何故この映画にあれほどはまったのか、自分で知ることになった。
(『我傍』に書いた主人や仲間たちとの思い出のせいです)

それを考えると、『スタンド・バイ・ミー』とはかなりイメージが違っていたのだが。
世界観が違う話をしてごめんなさい。笑

でも我々の心の内は、『スタンド・バイ・ミー』と同じだった。
少なくとも私は。
今もまだ、友の思い出とともに生きているこの映画の主人公と同じ気持ちでいる。


【読者様へ。小説裏話】


以前もどこかで書いたことですが、実は小説『我傍に立つ』のタイトルは、ここで紹介した映画『スタンド・バイ・ミー』を意識しています。

waremini.gif

「Stand by me」
という申し出に
「Yes,I stand your side.」
と答えている。

それと文字通りに、いつも主人の“傍らに立っていた”記憶があったので。
この英文の場合“stand”はもちろん字義通りの「立つ」ではなく「いる」なのだろうが、私の記憶そのままに『我傍に立つ』としたわけです。

実際は自分の仕事があったからずっと立っていたわけではなかったはずですが、たぶん象徴的に、彼の傍らに立つ場面ばかり想起されます。
(主人は来客があると私を傍に立たせるのが好きだった、ということもありましたが)
彼が生きていた頃、時間のある限りはなるべく話をしたいという自分の想いもあり、彼の傍に立つ場面が記憶に強く残っているのだと思います。

考えてみればあの人生で彼と伴に過ごした時間は、ほんの僅かでした。
正確に測ることが怖いほど短いですね。
いつの人生でも大切な人と過ごす時間は驚くほど少ないもの。
だから生きている時間はとてつもなく貴重です。

映画『スタンド・バイ・ミー』の少年たちが、ほんの短い一時を大切に過ごしたように。
今、傍にいる人との時間を大切にしなければなりませんね。
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吉野 圭-Yoshino Kei
Posted by吉野 圭-Yoshino Kei


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