~について(基本的な考え方)

    自分で求め、自分の頭で考える

     宗教団体が起こした事件から20年でテレビ局が一斉に報道していますが、未だ若い信者が増え続けていることに驚きを覚えます。

     他ブログで書いたように、これを私は
    「教養のなさ」
     が一番の原因ではないかと感じています。

     教養と言うのは知識とはイコールではなくて、たくさん知識がある人が「教養がある」とは言えず、知識のない人が「教養がない」とは言えません。
    (ただし例の宗教団体に限って言えば、どうも神秘主義とか哲学などに一度も触れたことがない人、あまり本を読まない人たちが引っ掛かっている傾向はあるようですが)


     子供の頃から私は不思議でした。
     何故、テキストを鵜呑みに出来る人がこれだけ多いのか。
     どうして自分で選ばず、自分の頭で考えず、他人の言うなりになることを「滅私」と呼んで偉そうに振る舞う人が多いのか。

     「教養」とは、自発的に知識を求め、自分の頭で考える力を養うことだと思うのです。
     つまり誰か一人の教祖や、団体の言うことを信じてしまって無考えに受け取るのではなくて、常に
    「本当にそうだろうか?」
     と考えつつ他の資料を探して読んでみること。
     批判的、創造的に学ぶ姿勢を持つ。
     そのような力を養うことが教養だから、たとえ知識が豊富でも他人の言うことを鵜呑みにして知識を誇るだけの人はカルト信者と何ら変わらない人形と言えるでしょう。

    【参考】世界最大カルト教に騙されないようにしてください(別館。ショッキングな話を含みます)

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