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占星術で、災害が起きやすいアスペクト(一般論です)

「占星術ではどのような角度で災害が起きやすいとされるのか」という一般論だけ書いておきます。

あくまでも古典的な占星術の一般知識ですが、よく言われるのはこういう説ですね。

●トランジットで惑星同士が90度の角度を成すときに災害や政変が起きやすい

古典占星術では火星や土星が注意すべき惑星とされます。これらの「不吉」な惑星が「凶角」である90度や180度を成す時、災いが起きやすいと伝えられています。

しかし現実に観察していると、天王星や冥王星など地球から遠い惑星がハードな角度を成しているときのほうが、地震などが起きやすいと感じます。
(特にそれらが太陽や、拡大を意味する木星と絡む時は注意を要する。私は180度よりも90度のほうが気を付けるべきと思う)

私が個人的に感じていることを付け加えると、

●ハードアスペクトに合わせてトライン、セクスタイルなどのイージーアスペクトがあるときは危険

となります。
特にハードアスペクトとトラインが同時に形成される時は注意を要する、と思っています。
グランドトラインは最も大きな活動力を表しますので、私はこれを見かけると神経が逆立ちます。いつも戦争が起きないことを願っています、こういう時期に戦争が起きると歯止めがきかなくなるはずです。


ところで占星術を物理科学と同一視している人々は、
「太陽系天体の重力が地球へ影響して災いなどを起こしているのだ」
と声高に主張しています。
これは科学という名の宗教に洗脳された現代人が鵜呑みにしやすい論理。
一見、もっともらしく一理あるようにも思えますが、冷静に考えればやはり似非科学と言えるでしょう。
もし重力が占星術の根拠ならば、どうして地球から遠い天王星や冥王星などが絡む時ほど災害が起きやすいのか説明できません。
特に冥王星など質量がとても小さいうえに、地球から遥か遠い惑星です。そんな地球から見れば塵にも等しい準惑星が、どうして重力で地球へ影響を与えられるのでしょうか? また、そもそも人間社会や性格に遠くの天体の重力が影響を与えるもの? 理屈が通りません。
――だから占星術は物理科学ではなく、あくまでも占いとして読み解くべきだと私は言っています。占いとはつまり、地上の物理では説明できない次元のもの。高次元の者たちが用いる、時空と計画を表す宇宙言語に過ぎない、ということです。
そんな「占い」の観点からは、やはり伝統的な凶角は確かに災害が起きる時期を表していると言うことができます。

ただし、それは「災害や政変が起きる可能性がある(現実化のベースが整っている)」というだけに過ぎず、90度や180度がある時に必ず災いが起きるとは限らないのがやっかいです。
90度や180度など頻繁にできる角度です。その全てに災いが起きているわけではありません。しかも、起きるとしても何が起きるのか具体的なことまでは分かりません。
災いが起きる次元が人間社会なのか、それとも自然災害なのかの区別さえもできないという。
優秀な占星術師は社会情勢や天気などを読みながら推測するので当てられる、のかもしれませんが、占星術師が予言を行って当たった事例というものは滅多に聞きませんね。
それでも、後から振り返って分析すると「確かにこのホロスコープだとあの災いが起きるはず」、と納得させられるので占星術師たちは予言できなかったことを悔しがるわけです。
(客観性のない占星術師たちによるこじつけは往々にしてありますが、大勢で観察した結果、どうにも「こじつけ」とは言えない事例があるのは本当です)

結論として、他の手段で予測可能な現代では、災害予知の手段として「占星術は無用」と言わざるを得ないでしょうか。
しかも残念ながら大々的に災害予知を行い、混乱を生じさせるのは法律※に反する場合があります。
なので、占星術に興味のある人は自分で知識を持ち、天体を眺めて気を付けるしかないのだと思います。

※日本には「扇動罪」はありませんが、結果によっては「騒乱罪」や「威力業務妨害罪」の要件が成立してしまう可能性はあります
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