読者様より補足情報。冥王星を「再生」とした例

 先日も少し触れた、「トランジット冥王星がネイタル太陽ヒットで死亡した例」について読者様より補足情報をいただきました。
詳細で具体的な情報のご提供ありがとうございます。
とても重要かつ役立つ例と思いましたので、個人情報を除いて引用させていただきます。


今回メールを差し上げたのは、「トランジット冥王星」の件で、補足的な情報を提供したいと思ったためです。
著名人のホロスコープの感受点(太陽、ascなど)とトランジット冥王星の配置を見ると、確かに大きな変化を体験している人が多いように思います。
例えば、吉野様もご存知のヘルマン・ヘッセは太陽に蟹座を持ちます。蟹座が冥王星入りした時代には第一次世界大戦が起こりましたが、この時期(ネイタル太陽と合の時期)に彼は苦難に遭い、精神を病んでいました。この体験が後の「デミアン」などの名作に繋がる訳ですが。
他にも太陽・天秤座をお持ちの高橋留美子さんもそうだと思います。高橋さんはトランジット冥王星・天秤座の時期に漫画家デビューしています。実際、若い頃の一時期は漫画家になるのを諦めていたこともあったそうですが、その葛藤を克服した例だと思います。
ヘッセは当時にしてはかなり長命まで生きているし、高橋さんもご存命でおられるので、冥王星の「再生」が上手く働いた例とも言えると思うのです。

……(略)……

以上をもって、ネイタル太陽とトランジット冥王星が合の時期に必ずしも死ぬわけではない、ということで、これからネイタル太陽とトランジット冥王星が合となり不安でおられる方の為に、例を示したいと思います。

 

>ネイタル太陽とトランジット冥王星が合の時期に必ずしも死ぬわけではない

仰る通りです。
私も、そのように単純に解釈されるとまずいなと思い、上記事にて
「トランジット冥王星が、ネイタル太陽にヒットする時期に100%誰もが死ぬわけではありません」
「その時期のそのアスペクトは、ある事象が起きる条件が整っているというだけに過ぎず、実際にそれが起きる計画があるかどうかは地球人類には分からないこと」
と書いたのですが、掲示板かどこかで「必ず死ぬ」ということで大げさに語られていたでしょうか?
不安に思われている方がいたら申し訳ありません。

本来ならこのように具体例をもって説明すべきだったと思います。
至らなかった点、補足いただいて深く感謝です。

なお、上の記事は古代でも冥王星が影響していたことを証明するために(また、上ホロスコープ推測の正しさを裏付けるために)とても重要と考えていますので、掲載を続けさせてください。この補足記事にもリンクを張っておきます。


それにしてもネイタル太陽・ASC上のトランジット冥王星通過は、誰にとっても人生の節目となることは確かですね。
肉体の寿命となるか「再生」となるかも結局、本人の意思次第と言えるでしょう。

※意思次第: 何度も書いてきたように、運命は過去の自分の行いをもとに自分で選択します。神様が決めるわけではありません。

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