四柱推命でも前世は表れている? 回答:キャラの共通項は表現されるらしい
〔アイキャッチ画像:ウィキペディア陰陽五行説より。素晴らしい図!〕
世俗ばかり眺めていると精神を病みそうになるので、息抜きで少し占いの世界へ戻ります。
最近、読者様からのメールをきっかけとして書いた四柱推命の記事
『変人天才認定「暗合異常干支」、西洋占星術ホロスコープとの共通項 』
のアクセスが上がってきています。(教えてくださった方、ありがとうございます)
それでちょっと四柱推命も勉強せねばという気になり、調べてみました。
と言っても、無料占いサイトで自分や身近な人の出生日を入れて試していただけですが。
しかしおかげで驚くべきことが分かりました。
それは私が今まで考えてきたよりも、東洋推命と西洋占星術の占い結果には共通するイメージが多かった、ということです。
細部の手法と占断が一致するという意味ではありません。その場合は源流が同じというだけのことでしょう。
そうではなく、全く源の違う異質な占い技法なのに、“全体で明白に共通するキャラクターが浮かび上がってくる”のが面白くも恐ろしくて背筋が寒くなりました。
人生計画を策定する高次のタイムマスターは、いったいどれほど完璧な計算力をもって生まれる時空を設定するのでしょうか?
東西どちらの手法からでも人の過去・現在・未来が読み解けるよう計算されているとは驚きです。
先に四柱推命サイトからご紹介
四柱推命の命式は、
・マニアック四柱推命 さん
・四柱推命スタークローラー さん
をお借りして調べてみました。
上の二つのサイト様は無料で命式を出してくれるうえ、初心者向けに詳細な解釈も表示してくださいます。
他に、日本流の四柱推命ではなく、中国原典の『淵海子平』でも命式が出せる※サイト様はこちら。解説はありませんので慣れた人向けです。
・四柱推命 精密命式 さん
※日本流と原典、どちらが当たっているか?
私は日本の四柱推命では「偏官」「偏印」ばかりの変わり者な命式。いっぽう原典では「正官」「印綬」が中心のお堅い感じ。どちらが正解かは分かりません。現実の自分はその両者を足して二で割った感じ…でしょうか。(完璧主義の堅苦しい良い子でもなければ、親分肌な義侠リーダーでもない)
どちらの手法が圧倒で正確ということもなさそうなので、両方で占ってみるのが理想だと思います。
【追記】
私は宿曜占星術の手法について「原典に従うべき」と言ったためこの話が矛盾しているように思われるかもしれませんが、宿曜の場合は西洋占星術が源流なので事情が異なるのです。中国~日本の、西洋占星術知識ゼロの人が適当な思い付きで創作した手法は当たらなくて当然(現に的中率が低い)、だから採用すべきではないという考えに基づきます。
占い手法で原典・新解釈のどちらが優れているか、私はその成立背景とともに的中率で判断しています。たとえば太陽占星術のように、思想政治的な理由から捻じ曲げられた手法は当然ながら当たらないのでダメ、とか。サビアンは当たるので採用、とか。
何度も書くように占いは歴史学とは違います。現実結果を法と考えるべし、ということです。
私は日本の四柱推命では「偏官」「偏印」ばかりの変わり者な命式。いっぽう原典では「正官」「印綬」が中心のお堅い感じ。どちらが正解かは分かりません。現実の自分はその両者を足して二で割った感じ…でしょうか。(完璧主義の堅苦しい良い子でもなければ、親分肌な義侠リーダーでもない)
どちらの手法が圧倒で正確ということもなさそうなので、両方で占ってみるのが理想だと思います。
【追記】
私は宿曜占星術の手法について「原典に従うべき」と言ったためこの話が矛盾しているように思われるかもしれませんが、宿曜の場合は西洋占星術が源流なので事情が異なるのです。中国~日本の、西洋占星術知識ゼロの人が適当な思い付きで創作した手法は当たらなくて当然(現に的中率が低い)、だから採用すべきではないという考えに基づきます。
占い手法で原典・新解釈のどちらが優れているか、私はその成立背景とともに的中率で判断しています。たとえば太陽占星術のように、思想政治的な理由から捻じ曲げられた手法は当然ながら当たらないのでダメ、とか。サビアンは当たるので採用、とか。
何度も書くように占いは歴史学とは違います。現実結果を法と考えるべし、ということです。
東西占いで表現された共通キャラクター
では具体的な話をしていきましょう。
以下が四柱推命で読んだときの私の命式解釈(一部)です。
筆者についてご存知の方には、分かりやすい結果なのではと思います。
「印星大過」でした…
かつて日本の四柱推命では通変星と特殊性の吉凶を占うことがメインとなっていました。でも最近は原典の推命に近い、五行バランスを読む手法が主流となってきているようです。
そのおかげで初めて知りました。
私の命式は「印星大過」だったらしい…。
(と言っても深刻にとらえるほど多過ぎるわけではないようだが=命式に3つの定義に当てはまらない気が? 「自星」も弱くないので害が出ることはないそう)
/マニアック四柱推命より
印星とは、通変星の印綬・偏印のこと。
知恵や学問などの頭脳をつかさどります。
いっぽうで、行動や社交性を表す泄星、財星は弱い。
つまり命式全体で言えば、頭脳に偏り行動力は弱いという、なんとも痛い占断です。
おそらくこれは他者から見た私の、ステレオタイプなイメージ通りなのではないでしょうか?
例のフィクションキャラも浮かび上がってきました、ね…。(自分で言うのが痛い)
もちろん私の現実の性格診断テストの結果とも一致していますが、西洋占星術のホロスコープで表現されている人格とも共通していることに背筋が寒くなります。
五行バランス「合理と優しさ」
次に、五行のバランスで言えば第一に金が多く、次に水が多い命式となります。
これは次のような性格を表しているそうです。
⾦性が多い⼈は、合理的に判断して⾏動する⼈でしょう。物事を進める際には、情に流されることなく理性的にやり抜きます。何事も⽩⿊はっきりつけたいところがあり、あいまいさを嫌って⼀⼑両断に斬り捨ててしてしまうことがあるかもしれま言わずもがな。全くその通りですね。
せん。
⽔性が多い⼈は、物腰のやわらかい気持ちの優しい⼈でしょう。無理に⾃分の主張を押し通すことを避けて、相⼿に合わせられるだけの柔軟さがあります。基本的には湖の⽔⾯のように穏やかな⼈ですが、時として激流のように感情的になることがあるかもしれません。
/スタークローラーより
合理でありながら情が強い。
この矛盾を同時に持つ……故に、常に冷静と情熱の間で引き裂かれ苦悩している気がします。
「合理=道理」という私の信念が通る場面であれば、この矛盾が有利となるのですが。
これこそ私が個性的と呼ばれる所以だと思う、たぶん。
核心を突いていると思います。
ここまで独特な解釈で当たっているのは、さすがにバーナム効果とは言えません。
「我が道を進む」出ました…
壬の性格と、西洋占星術における水瓶座の性格解釈がよく似ていることは前回も書きました。
しかし下のサイト様に書かれていた壬の性格は、現実の私――と言うより前世晩年の生き方を正確に表現しているようです。
⼈から指図されたり、命令されたりするのは好きではありません。……ぐうの音も出ません。仰る通りです。
⾃分がやることに反対された場合、諦めるどころか、何としても⾃分の意志を貫こうとするのです。基本的に柔軟なタイプではありますが、⾃分が決めたことに関しては⼀貫性があります。1⼈でも平気なため、思いがけず⼤胆な⾏動に出る時もあるでしょう。
性格上、のびのびとした⽣き⽅になることが約束されています。固定概念や規則に縛られず、我が道を突き進む(★追記参照)のです。開拓を楽しめる⼈ですから、あえて先⾏きが不透明ない道を選び、⾃分の⼿で⼈⽣を切り開く場合が少なくありません。普通の⼈はなかなかできない⽣き⽅ができるため、周りの⼈からはうらやましく思われているでしょう。
https://rensa.jp.net/shichusuimeiより(一部無料の有料サイト)
でも「壬」って、こういう頑固なイメージの解釈ありましたっけ?
水瓶座だったら不動宮なので「柔軟な発想をするが信念には頑固」という解釈となるのですが。
もしかして私をモデルとして解釈文を書きましたか? と言いがかりつけたくなるほど正確ですね。笑
特に
「基本的に柔軟なタイプではありますが、⾃分が決めたことに関しては⼀貫性があります」
「1⼈でも平気なため、思いがけず⼤胆な⾏動に出る時もある」
はまさにその通りと思います。
「固定概念や規則に縛られず、我が道を突き進む」
には参りました。
我が道を進む、出てしまいましたか。西洋占星術と同じ結果ですね。
なお、「我が道をゆく」とは現代AIによるテキスト診断で最も頻出した評価でもあります。
★赤**氏らを喜ばせないよう、念のため追記。
現代性格分析によりますと、この「我が道をゆく」は単純に皆さんが想像する「我がまま・エゴイスト」とは正反対のようです。
筆者の鑑定結果、N型Ⅲ『知的ナイチンゲール』より転載:
(奉仕するタイプだという鑑定に対して)
しかし、「イイ子」「従順」「忠誠なだけ」
と思われるとまた違います。
暴力主義者の言うなり、奴隷には決してなりません。奉仕する相手を決めるときも、奉仕すると決めるときも自分の意思です。
だから実は誰よりも「自分らしく」生きている。
それでマイペース・我が道をいく、との側面があるのでしょう。
キャラクター共通で、前世も表現されていることに
以上でバーナム効果とは言い難い、西洋占星術との一致がお分かりかと思います。
これは現代の私への評価であると同時に、前世晩年の表現でもあるように感じます。このことも西洋占星術のホロスコープと同じ。
「四柱推命に前世なんか表現されてるの?」
という疑問を持たれる方へ、回答は「表現されています」ということになるでしょう。
ただし西洋占星術と違って具体的にどの星が前世を表している、ということではなく。全体解釈で立ち現れてくるキャラクターが、前世の表現だということです。
これはただ単に、人(魂)は前回の転生晩年からほとんど性格が変わらないということを証明しているだけかもしれませんが。
キャラが立っている人は東西で一致する可能性大
前も書いたと思いますが、東西占いにおける共通度の度合いは人によってかなり異なるようです。
「西洋占星術と四柱推命でぜんぜん違うキャラになる」
と仰る方もいますね。
この差は何なのか?
はっきりとは分かりませんが、他者から見た強いキャラクターが確立されているかどうか、かもしれません。
私の場合、自分では「キャラが立っている」などと思ったことはもちろん一度もありません。しかし他人から見れば一定の強いイメージがある(…苦笑)ようです。そのことを早めに自覚させたかった高次の方々が、東西ともに共通のキャラクターが浮かびあがるよう出生時空を設定したのかもしれない、と考えています。