感情の密度が濃い作家は魂年齢が高いのか【返信】

 いただいたメールへの返信です。
11/16に受信したK様のメールより引用:

こんにちは
魂年齢のこと
とてもささったのですが
やはり
魂年齢というのは存在しますか?

感情の密度が濃い小説家とか
漫画家は魂年齢が高いのでしょうか?

こんにちは、ご来訪ありがとうございます。

「魂年齢」についての記事とは、たとえばこちらなどでしょうか?

サビアンシンボルと魂の年齢

霊格、「魂の年齢」を知るための詳しい話

主に書籍や匿名掲示板の書き込み引用ですが、私自身も魂の年齢というものはあると感じています。

古い魂だからといって全員が善い方向へ成長しているわけではないですがね。なかには悪事を重ね、悪い方へ向かい「魔王」のようになってしまう魂もいる。
でもたいていは色々な経験をしていますので、“人格”に相当する“魂の格”が成長し、完成に近づいてくるのではないでしょうか。

なお私も「過去世記憶」の多さを考えればたぶん古いほうの魂なのでしょうが、成長しきれていないと感じます。まだまだ悩み多き成人期でしょうね。


>感情の密度が濃い小説家とか漫画家は魂年齢が高いのでしょうか?

作家の場合は、たぶんそうだと思います。

本人が現実で感情豊かとは限らないのですが、過去にたくさんの人生を経験してきているので様々な感情について「予め知っている」ような感覚を持っているのでしょう。
それで感度が高くなり、密度の濃い表現ができるようになるのかと。

ただしそのような方の感情表現には、一種の“透明感”と言うか次元の高さを感じます。
たとえドロドロした現実を描写していても、泥のなかで咲く蓮のように孤高の美しさがある。それと真っ直ぐに空を目指すかのような、真理を忘れずに追い求める「青い闘志」を感じます。
(表現が独特ですみません。“青い闘志”とは、青く燃える炎というイメージ。永く続く消えない情熱のことを私はこう呼んでいます)

このように述べながら私が思い浮かべているのは、やはりゲーテやヘッセなどあの時代の芸術家たちなのですが。
現代では誰でしょうね…?

間違いやすいのは、ドロドロした本能に取り込まれて堕ちていく表現も「濃密」と感じやすいことです。
そのような作品も芸術ですから私は嫌いではないのですが、「魂年齢」という観点から言えば若いほうだと考えられます。
魂年齢が若いほど肉体的な欲望、本能に溺れやすく、感情の渦に取り込まれてしまいがちだからです。

魂が老いていけば肉体へのこだわりが薄れて本能が減っていきます。
感情が摩耗する人間の“老い”とは逆で、精神性が高まり鋭敏になるようです。
そのような芸術家たちが表現する世界は、泥沼を潜り抜けて光を見い出すような作品になるのではと思います。

……なんだか自分の世界に入って感性で語ってしまいましたが。
このような答えで回答になっていますかどうか。
しかし久しぶりに小説など芸術の話ができて嬉しかったです。私自身、癒されました。
良いご質問をありがとうございます。

*「感情」「本能」用語定義は次記事へ>>感情は魂に属し、霊界にも来世にも持ち越される。「感情」と「肉体本能」は異なるもの


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